ベストボディ選手 コンテスト

“産後5カ月”で大会出場しグランプリの32歳「合間のトレーニングでも身体は作れます」

6月20日三重県総合文化センター中ホールにて、『ベストボディ・ジャパン2026三重・津大会』が開催された。ベストボディ部門レディースクラス(30歳~39歳)では、『モデルジャパン2022日本大会』2位、『同2023日本大会』4位と活躍した塩谷諒(しおたに・りょう/32)さんがグランプリに輝いた。

【写真】ちょっとずつでも身体は作れる塩谷諒さんの上向きヒップ

塩谷諒さん

 

産前から産後までのトレーニング

塩谷さんは今年1月に出産したばかり。

「妊娠が分かってからは、重りを持つトレーニングは控えました。でもトレーナーの仕事をしているので、筋力は落としすぎないように、特に丸いお尻は守りたくて体調を見ながらゴムバンドを使ったり、軽い自重でトレーニングをしたりしていました。生まれてもいい時期に入ってからはゴムバンドの負荷を少し上げたり、自重でスクワットやブルガリアンスクワットをしたり、逆に動くように心がけました」

出産後、1カ月検診まではドローイン、腹式呼吸の練習、ストレッチなどをして過ごし、1カ月検診後から軽めの重りを持ってトレーニングを始めた。

「以前は20kgの重りを持っていたのに、1年弱、重いものを持たなかったことで、6、7kgの重りでもとても重く感じ、腹圧をかけているつもりでもうまく持てなくなっていました。3カ月くらいでインナーマッスルからコントロールできるような感覚が戻り、今は前と変わらない重量でトレーニングできています」

合間にトレーニングして大会に復帰

産前までは集中して1時間はトレーニングする時間があったが、産後はまとまった時間が取れなくなった。

「仕事も再開し、今は週4日、1日7、8本のパーソナルトレーニングをしています。自分のトレーニングは週3回くらい、家事や仕事の合間に15分、長くても30分で2、3種目だけするようになりました。ちょっとずつでもある程度身体は作れるものだなぁ、と感じています」

塩谷さんにとって、今大会に出場することは非日常を感じるご褒美だったようだ。

「筋肉量が落ちたようで、メリハリやパリッとした感じが出づらかったですし、ビキニを着たときの感覚や重心、いろんなことが以前と違う気がしました。それが自分だけの差なのか、人から見てもそうなのかが分からなくて不安でしたが、ステージに立てただけで十分です。家族に協力してもらってキラキラな1日を楽しみました」

「産後の今の身体を気に入っています」、塩谷さんは言う。

「そこで満足せずに、もっとコンディションを上げていきたいです。しっかり食べながらトレーニングして、一から作り直すつもりで身体づくりをしていきたいと思います」

塩谷さんの姿は、出産や仕事、育児などで生活環境が大きく変わっても、健康や理想の身体づくりを諦めたくない人たちの背中を押してくれそうだ。

次ページ:塩谷諒さんの丸い上向きヒップ

取材:あまのともこ 撮影:岡暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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