6月13日(土)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールで開催された『サマースタイルアワード 2026 千葉予選』。ビキニモデル部門ショートクラスで5位に入賞したのが、中澤美奈(なかざわ・みな)さんだ。新体操部時代の先輩への憧れを胸にボディメイクを始め、何度も悔しさを味わいながらもボディコンテスト挑戦を続けている。
【写真】中澤美奈さんのブルガリアンスクワットで作り上げたお尻

トレーニング歴は6年。筋トレを始めたきっかけは、中学時代の先輩の存在だった。
「サマスタ認定講師の浅沼雪乃さんは、中学・高校時代の新体操部の先輩なんです。SNSで活躍する姿を見て、"本当にかっこいいな" と思っていました。新体操で培ったものをもう一度生かして、自分もステージで輝きたい。その思いから先輩に連絡をして、サマスタ優勝を目標にボディメイクを始めました」
あと一歩届かない悔しさが、挑戦を続ける力になった
スタートは決して順調ではなかった。3人の子どもを出産したことで身体は変化し、筋肉も思うようにつかなかったという。
「最初の1年はなかなか結果につながりませんでした。3年前に初めて大会へ出場したときは4位。その悔しさから何度も大会へ挑戦しましたが、2位までは行けても優勝には届かなかったんです。それでも諦めずに続けた結果、2024年の千葉大会でプロカードを獲得できました。今度はビキニモデルでもプロになりたいという新しい目標のもと、ボディメイクを継続しています」
その歩みを支えたのは、長年自分を知る先輩の存在だった。
「雪乃先輩は私の学生時代からもっている身体の癖まで覚えていてくださって、"全国常連校新体操部にいた私たちの練習に比べたら大丈夫" と励まし続けてくれました。苦手だったプロテインも飲めるようになりましたし、『諦めないこと』を一番大切にしてここまで続けてきました」
逃げ続けたお尻のトレーニングと向き合った
今回は苦手意識のあったお尻の強化に真正面から向き合った。これまで避けがちだった種目にも取り組み、少しずつ変化を実感できるようになったという。
「今まではお尻のトレーニングが苦手で、つい言い訳をして逃げてしまうことがありました。でも今回はブルガリアンスクワットから逃げず、フォームを意識しながら丁寧に続けました。重さよりもしっかりお尻に効かせることにフォーカスを当てたことで、少しずつ形やボリュームも変わってきたと思います。フィードバックでは背中のバランスを褒めてもらえたこともうれしかったです」
ボディメイクに向き合う姿勢には、過去の経験も大きく影響している。
「病気で何度か手術を受けたことがあるのですがそのときに "このままでは死ねない" と強く思いました。どうせ生きるなら輝いていたいし、そのために1分1秒を大切にしたいと思うようになったんです。だから身体づくりの時間も無駄にしたくありません。学生時代の厳しい新体操の練習を乗り越えてきた経験も、自分を支えてくれていると思います」
3児の母として家庭と両立しながら、何度悔しさを味わっても歩みを止めなかった中澤さん。憧れの先輩を追い続けるその挑戦は、『諦めなければ前へ進める』ということを、自らの姿で証明している。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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