「一人だったら、途中で諦めていたかもしれません」
初出場となった『サマースタイルアワード名古屋予選』で、ルーキービキニ3位、ビキニモデルトール4位に入賞した25歳のfujine kikka(ふじね・きっか)さん。普段は医療事務として働きながらトレーニングを続けている。
当日のステージでは、ややはにかみながらも弾けるような笑顔と、すらりと伸びた手足を生かしたポージングが印象的だった。初挑戦で結果を残したその舞台の裏には、多くの人の支えがあったと教えてくれた。
【写真】fujine kikkaさんの自信に変えたお尻で魅せるバックポーズ

ダイエットから始まった、初めての挑戦
筋トレを始めたのは約1年前。ダイエットを目的に、食事指導付きのパーソナルトレーニングへ通い始めたことがきっかけだった。それまで本格的なトレーニング経験はなく、「痩せたい」という思いからのスタートだったという。
トレーニングを続けるうちに、身体は少しずつ変わっていった。昔からコンプレックスだった大きなお尻も、今では好きなパーツの一つになった。海外の方のようなメリハリのある体型を目指す中で、自分の身体を前向きに受け止められるようになったという。特にバックポーズで際立つくびれとヒップラインは、これからも磨き続けたいポイントだ。
そんな変化を見ていたトレーナーから大会出場を勧められ、「せっかくなら挑戦してみよう」と初めてコンテストへの出場を決意した。減量中は体重が思うように落ちず、不安になることもあった。それでも、そのたびに周囲の存在が背中を押してくれた。
一人だったら、途中で諦めていたかもしれない
減量中に友人と韓国旅行へ出かけた際には、食事制限中でも楽しめるよう、一緒に食べられるお店を探してくれた。また、美容師の友人は何カ月も前から大会当日のヘアカラーを考え、手作りの応援うちわを持って会場へ駆けつけてくれた。
「一人だったら、途中で諦めていたかもしれません」
その言葉どおり、家族や友人、トレーナーなど、多くの人に支えられながら迎えた初めてのコンテスト。結果はルーキービキニ3位、ビキニモデルトール4位だった。目標としていた順位には届かず、悔しさも残った。それでも最後まで笑顔でステージを楽しみ、自分らしく挑戦できたことは大きな財産になった。
ダイエットをきっかけに始めたボディメイクは、身体だけでなく、自分自身の見方も変えてくれた。一人ではたどり着けなかったステージだからこそ、その経験はこれからも挑戦を続ける力になっていく。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
福岡県北九州市生まれ。愛知県育ち。大学で社会心理学・メディア論を専攻。各種広告・広報など企業案件の取材・執筆を担当するかたわら、町の文化や魅力を伝えたいと、地域情報の発信にも力を入れている。
取材・文:大熊智子 撮影:上村倫代










