『サマースタイルアワード名古屋予選』で、ビキニマスターズ優勝、ビキニトール2位、さらにベストステージング賞を受賞した47歳のIKUYO(いくよ)さん。華やかなステージで多くの観客を魅了する一方、筋トレを始める前は、自分に自信が持てなかったという。

「何をやってもダメだったときは、自己肯定感がすごく低かったんです。私生活でも仕事でも、自分に自信が持てませんでした」
ダイエットを頑張っても思うように身体は変わらない。そんな中、2022年10月、「これが最後のチャレンジ」と思って筋トレを始めた。
「こんな身体になりたい」が、最初の目標
筋トレを始めた当初は、大会に出ることなど考えたこともなかった。
転機になったのは、トレーナーから「目標を持った方が頑張れるよ」と声を掛けられたこと。
「インスタを見ていて『この人、かっこいい』と思ったのが千原由理奈さんでした。『こんな身体になりたい』と思ったのが始まりです」
憧れの存在ができたことで、「こんな自分になりたい」という目標が生まれ、毎日のトレーニングにも張り合いが生まれた。
小さな「できた」が、自分を変えた
仕事や家庭を大切にしながら、限られた時間でトレーニングを続けてきた。
「昔の方が時間はあったはずなのに、『忙しい、忙しい』って言っていました。今の方がずっと忙しいのに、時間の使い方はうまくなった気がします」
「『できた』を積み重ねていくうちに、いつの間にかここまで来ていました」
その小さな成功体験は、身体だけでなく、気持ちにも変化をもたらした。
「身体が変わっていくと、自然と気持ちも前向きに変わってきたんです」
今では、その経験を子どもたちにも伝えている。
「フィットネスも勉強も、一日一日の積み重ねで結果が変わる。だから『毎日コツコツ頑張っている人には敵わないんだよ』って、つい熱く話してしまうんです。子どもたちからすると、ちょっと熱すぎるお母さんかもしれません(笑)」
少し照れたように笑うIKUYOさん。
「私の姿を見て、何か一つでも感じてもらえるものがあればうれしいですね」
一歩踏み出したい人へ
最後に、これから挑戦したい人へ、こんなメッセージを送ってくれた。
「やらずにどうしようよりも、やってみてどうしようの方が納得できると思います。興味があるなら、まずは一歩踏み出してみてほしいです」
仕事や家庭を大切にしながら、小さな「できた」を積み重ねてきたIKUYOさん。その言葉は、「私にもできるかもしれない」と思わせてくれる。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
福岡県北九州市生まれ。愛知県育ち。大学で社会心理学・メディア論を専攻。各種広告・広報など企業案件の取材・執筆を担当するかたわら、町の文化や魅力を伝えたいと、地域情報の発信にも力を入れている。
取材・文:大熊智子 撮影:上村倫代










