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「お酒を飲まない人生って楽しいの?」かつて周囲の声に流されていた26歳の薬剤師 自分軸をつくりコンテストでも活躍

「自分に自信がなく、周りの言葉にすぐ左右される性格でした」

那須史生子(なす・みおこ/26)さんはそう振り返る。サマースタイルアワード2025年シーズンで優勝を経験し、プロカードを獲得。本格的なトレーニングを開始してわずか4カ月での活躍だった。薬剤師として働きながら結果を出した那須さんが、競技を通じて手に入れたのは筋肉だけではなかった。

【写真】26歳の薬剤師・那須史生子さんがつくり上げた曲線美ステージボディ

那須史生子さん

「変わりたい」から「自分の軸を持ちたい」へ

トレーニングを始めたきっかけは、インフルエンサーの「ちゃぴさん」のInstagramだった。鍛え上げられた身体だけでなく、その背景にある日々の生き方や姿勢に引かれた。「身体にはその人の生き方が表れる」と感じ、自分も挑戦してみたいと思った。

当時の那須さんは、自分の意見より周りの意見を優先するタイプだった。「お酒を飲まない人生って楽しいの?」「仕事も忙しいのにそんなにストイックなの?」。そういった周囲の声に、かつての那須さんなら流されていた。しかし現在は違う。

「今は、自分がどうありたいかを基準に選択できるようになったので、周りの声に振り回されることはなくなりました」

トレーニングを続ける中で、「変わりたい」という気持ちはいつの間にか「自分の軸を持ちたい」という思いに変わっていた。薬剤師として働く中でも、健康とは「ただ病気ではないこと」ではなく、心と身体のバランスがあってこそ成り立つものだと感じるようになったという。

「正しく使える状態」を作ることが変化への近道

週5回のトレーニングで那須さんが最も力を入れてきたのは、コンディショニング。トレーニング前にリリースを行い、足裏の感覚を整えてからトレーニング種目に入る。

また、コンディショニングへのこだわりとして「リリースだけで終わるのではなく、リリース後に狙った筋肉を使える状態にするためのモビリティやアクティベーションを行ってからトレーニングに入ることも意識しています」と話す。

「身体はただ動かせば変わるものではなく、正しく使える状態を作ることが大切だと思っています」

「重量より効かせることが大事」とよく言われるが、那須さんはどちらも大事だという立場だ。感覚だけでなく、コーチから学んだ理論を組み合わせてトレーニングする。この1年特に力を入れてきたコンディショニングへの意識が、トレーニング歴が短いながらも効果的なボディメイクができる状態を生んでいるのだろう。

ボディメイクの食事についても「制限するための食事ではなく、自分を大切にするための食事」という視点を持つ。

「身体は、雑に扱った分だけ崩れ、大切にした分だけ応えてくれる」

結果を求めるより先に、自分の身体と向き合う姿勢を持つこと。それがボディメイクを苦しいものにしないための、那須さんからのメッセージだ。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

【写次ページ:26歳の薬剤師・那須史生子さんがつくり上げた曲線美ステージボディ

取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真提供:那須史生子

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