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「ジェニファー・ロペスみたいなお尻になって!」息子からの一言で人生が変化 36歳の主婦がコンテストで3位と賞獲得

「ママ、ジェニファー・ロペスみたいなお尻になって!」

4歳だった息子から何気なくかけられた一言が、主婦・竹村歩(たけむら・あゆみ/36)さんの人生を大きく動かした。スペイン舞踊・フラメンコ歴17年の経験を持つ竹村さんは、自宅トレーニングからボディメイクを始め、今回『サマースタイルアワード大阪予選&ROOKIE CHALLENGE CUP大阪予選、NOVICE PRO WEST』に初出場。ビューティーフィットネスモデル部門トールクラス3位とベストステージング賞を獲得し、17年間積み重ねてきた舞踊経験が新たな舞台で花開いた。

【写真】17年間のフラメンコ経験を生かした竹村歩さんの美しいステージングを含む14枚

17年間のフラメンコ経験がベストステージング賞につながった

竹村さんはパートでフィットネスジムに勤務する36歳の主婦。今大会ではビューティーフィットネスモデル部門トールクラス3位、さらにベストステージング賞を受賞した。

「めちゃくちゃ楽しかったです!!!」

大会後は、その一言に尽きるという。

ボディメイクを始める以前は、17年間にわたってフラメンコに打ち込んできた。短期でスペインへ留学し、ライブ活動やコンクール出場、講師活動まで経験。フラメンコでは、本場スペイン人のような丸みのあるヒップラインが理想とされるが、日本人ダンサーの多くは衣装の下にヒップパッドを着用する。

そのことに違和感を抱き始めていたころ、4歳の息子から「ママ、ジェニファー・ロペスみたいなお尻になって!」と言われたという。

「ちょうどコロナ禍で踊る機会がなくなっていた時期でした。息子からの言葉もあり『本当に丸いお尻を作るにはどうすればいいのだろう?』と考えて、YouTubeでトレーニング動画を見ながらスクワットを始めたことがボディメイクの原点でしたね」

その後、舞踊活動をいったん休止し、フィットネスジムで働き始めたことをきっかけに、本格的なウエイトトレーニングへと進んでいった。

朝時間を活用した習慣づくり

「お尻のトレーニングはたくさん種類があって、育てたいあまりあれもこれもやって気がついたら2時間経過していた……なんてこともありました(笑)。その中で絶対に欠かさずやっているのは、スクワット、ヒップスラスト、ブルガリアンスクワットです。減量末期でもこの三種目は入れていますね。特にヒップスラストは丸いお尻に欠かせないと思っているのですが、私は嫌いで……。頭の中に憧れのスペイン人やジェニファー・ロペスのお尻を思い浮かべて『絶対にあのお尻になってやるんだ!』と思いながら頑張っています!(笑)」

大会出場のきっかけは、通っていたパーソナルトレーニングジムのトレーナーや、勤務先ジムで大会を目指す利用者との出会いだった。

「17年間踊ってきたので、次は全く新しい舞台に立つ人生も面白いかも!?と思いました」

仕事や家庭とトレーニングを両立するために意識したのは、朝の時間を確保することだった。

「とにかく早起きして朝に時間を作っていました。ジムが職場なので、就業前にトレーニングすることがほとんどでした」

家族の理解も大きな支えになった。夫もトレーニングが趣味で、大会挑戦を快く応援。さらに、竹村さんが毎日努力する姿を見て、家族全員が目標を持つようになったという。

「子どもは1日3つ以上お手伝いをする、主人は○日間禁酒するなど、それぞれ頑張っていました(笑)。家族みんなが早寝早起きになったことも大きな変化でした」

鶏胸肉を飽きずに食べる工夫

食事では、高タンパク・低脂質な鶏胸肉を中心にしながらも、「好きだから食べ続けられる」という点を大切にしている。

大きめに切ってグリルチキン風にしたり、豆腐や卵と炒めたり、低温調理でサラダチキンにしてライスペーパーで巻いたりと、調理法を変えて飽きない工夫を続けた。

また、減量中には豆腐、卵、バナナを毎日食べていた。特にバナナは、エネルギー補給がしやすく、甘いものが食べたい欲求も満たしてくれるため欠かせない存在だったという。ココアと合わせてショコラ風にしたり、プロテインやオートミール、ナッツと混ぜて冷凍し、アイス風にアレンジするなど、無理なく減量を続ける工夫を実践していた。

身体の変化を実感したのは、意外にも日常の何気ない瞬間だった。

「お風呂で椅子に座って髪を洗うとき、以前は太ももの上に水がたまっていたんです。でも太ももに隙間ができて、水がたまらなくなったとき、『身体が変わってきたんだ』と実感しました」

今大会では、サマースタイルアワード代表の金子賢さんや審査員からステージングを高く評価された。

「17年の舞踊生活が報われたような気持ちになりました。同時に、課題も明確に教えていただいたので、これからもボディメイクに取り組みながら、“いまの自分らしさ”を大切にした表現者として成長していきたいです。そして、いつかまた大会に挑戦したいと思います」

フラメンコで磨いた表現力と、コツコツ積み重ねたボディメイク。その両方が重なった初舞台は、新たな挑戦の始まりとなった。

「毎日の取り組みの中で、感謝の気持ちを大事に自分と向き合うことと、自分らしさを忘れない表現者に成長していくことが目標です。そして、我が子に私が舞台に立つ姿を通して、何かに一生懸命挑戦することの素晴らしさを伝えたいです。そのためにもまた大会に挑戦したいと思います!」

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

取材・文:柳瀬康宏 写真撮影:岡暁

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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