サマスタ選手 コンテスト

「小6、小4、年長」・3児の母がボディコンテストでグランプリ 子どもと同じ食事を楽しみながら身体づくり

2026年8月30日、京都テルサで開催された『サマースタイルアワード京都予選』BIKINI MODEL tallで木村芽里奈(きむら・めりな/38)さんが優勝した。小6、小4、年長と、3人の子どもがいる木村さんのフィットネスライフは「食べて動く」をそのまま実践している。

【写真】減量なしで作り上げた木村芽里奈さんのメリハリボディ

木村芽里奈さん

仕事を退職してからフィットネスに全シフト

元々運動神経が良く、運動が好きだったという木村さんが筋トレを始めたのは2年ほど前のことだ。

「退職した医療職が座りっぱなしの仕事だったので、身体を動かしたくてジムに行きはじめました。1年目は週5日筋トレ。スタジオレッスンでピラティスとヨガも加え、1日にその3つを繰り返していました。筋トレはセミパーソナルでトレーニングメニューを習いました」

筋トレとピラティス、ヨガに週5日取り組んだが、自分はまだまだできていないと思い込み、身体が変化しているという自覚がなかった。キツいけれど何か惹かれるものがあり、とにかくコツコツやればいつか変化はあると信じて続けていたそうだ。

「1年経ってジムの友だちに『背中と肩がすごい』と言われました。その言葉でやっと身体の変化を自覚してから、苦しくてもやれば大丈夫と継続することができました。その友だちがコンテストに出場していたことで、私も背中を押してもらいました」

今年3月ドレス部門に出場した後、4月からビキニに転向。ところがビキニのポージング練習を始めて、軸足で立つ練習をしたときに左のハムストリングを痛めてしまった。すぐ治ると思ってトレーニングするとひどくなり、トレーニング内容を見直すことになったそうだ。

「怪我をしてからは、やみくもにやればいいというものでもなく、身体にしっかり向き合って休ませることも大事だと気付きました。筋肥大はしたいけれど無茶をせず、重量も扱わず、調整していく方向にシフトして、トレーニングも週3回に減らしました。種目も減らして、ブルガリアンスクワットやデッドリフトはせず、スクワットもやり方によっては痛みが出るので角度を調整し、レッグカール、ヒップスラストをメインに変えていきました」

本格的な減量をせず、いつもどおりの食事で大会出場

怪我をしながらも、4月、5月、7月、8月は月2回、大会に出場した。長いオンシーズンは負担になりそうだが、実は木村さんは減量をしていないのだという。

「いつも子どもと同じ食事でラーメンや唐揚げも食べますし、量も女性選手の増量期くらいは食べています。私は運動量が多くて、子どもの送り迎えもあるし、公園では懸垂もするし、子どもと一緒に走り回って常に有酸素運動をしている状態なんです。習い事もダンス、ボイトレ、ピラティス、ヨガなど動き回っています」

家族と一緒のときは同じものを食べるが、一人のときは胸肉、ゆで卵、野菜、サツマイモなどを食べるようにしているそうだ。

「筋トレでメンタルがめちゃめちゃ前向きになりました」、木村さんは言う。

「トレーニングした後は、自然に胸が引き上がり、気持ちも強制的に前を向きます。イラっとすることが減って、余裕を持って感情を受け入れ、穏やかになりました」

「食べて動く」を基本に、家族と同じ食事を楽しみ、日常の中で身体を動かし、できる範囲でトレーニングを続ける。そして、頑張りすぎて身体に負担がかかったときには、立ち止まってやり方を見直す。

大切なのは、無理をして短期間で結果を出すことではなく、自分の身体や生活に合った方法を見つけ、長く続けられる形にしていくことなのかもしれない。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:あまのともこ 撮影:岡暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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