9月20日に栃木県で開催された「JBBF栃木県フィットネスオープン大会」のビキニフィットネス163cm以下級で、ラウンドガールとしても活動するMAIKO(まいこ/28)さんが優勝を果たした。約1カ月前に出場した埼玉県の大会では2位。そこからさらに約2kg体重を落としてステージに立ち、課題としていた絞りを改善して頂点に立った。
【写真】ラウンドガール・MAIKOさんの大きさに厚みを兼ね備えたヒップで魅せるバックポーズ

MAIKOさん
「時間が分からないというか、すごくふわふわしちゃっていて。夢みたいです」
優勝直後、まだ実感が湧かない様子で喜びを語った。
◯コンプレックスだった肩幅と骨盤が「武器」に
MAIKOさんのフィットネス競技人生は、SUMMER STYLE AWARD(サマスタ)から始まった。
「最初は団体のことをあまり知らなくて、一番憧れていた方がサマスタに出ていたので、『私も出てみよう』という感じでした」
その後、競技を続けるなかでさまざまなカテゴリーを知り、マッスルゲートのウーマンズレギンスやドリームモデルなどにも挑戦。最終的に、自分の身体に合っていると感じたのがビキニフィットネスだった。
その理由の一つが、かつて自身がコンプレックスに感じていた骨格だ。
「もともとコンプレックスだった肩幅や骨盤の広さも、ビキニフィットネスのビキニを着いたときには、それが逆に武器になるんじゃないかなと思ったんです。それだったら、そのコンプレックスをどんどん磨いて武器にしていきたいなって」
隠したかった部分を、鍛えることで競技上の長所へと変えていった。
2024年のマッスルゲート実行委員会が主催する「ゴールドジムジャパンカップ」では、ビキニフィットネス35歳未満163cm以下級で2位。そこから上のステージを見据え、身体づくりにも変化を加えてきた。
「絞りはずっと私の課題ですし、身体でいうと肩が弱いと感じていたので、肩はコツコツやってきました」
さらに大きく変えたのがヒップのトレーニングだった。
「お尻はサマスタのころからアウトラインを重視して作ってきました。ジャパンカップではそれを生かせたんですけど、さらにJBBFでステップアップすると考えたときに、厚みが必要だと思ったので、去年から厚みに特化したトレーニングをしてきました」
◯埼玉大会から約1カ月で「さらに2kg」
筋量感のある身体を作り上げる一方で、MAIKOさんが長年苦手意識を抱えてきたのが「絞り」だった。
今回もステージに立つまでは不安があったという。
「正直、『どうかな』というところはありました。やっぱり絞りへの苦手意識がずっとつきまとっていて」
転機となったのが、約1カ月前に出場した埼玉県のオープン大会だった。
そこで現在の仕上がりを確認し、栃木大会までにさらに身体を絞る必要があると判断した。
「埼玉オープンに出させていただいて、そのときに分かったんですけど、そこから2kgぐらい落としていかないといけないなということで調整しました。今回は前回よりさらに絞った状態で出られたので、そこが良かったのかなと思います」
そして迎えた栃木のステージ。積み重ねてきた肩とヒップの強化、そして最後の約1カ月で進めた絞りが実を結び、163cm以下級で優勝をつかんだ。
ラウンドガールやダンサーとして人前に立つ機会も多いMAIKOさん。競技活動を続けるうえで、周囲から届く声援も大きな力になっているという。
「いろんなところで応援していただいている方が本当にたくさんいて。メッセージをいただいたり、ラウンドガールで表に立ったときに声援をいただいたり、ジムで声をかけてくださる方もいます。いろいろな方とのご縁があって、そのたびに『頑張らなきゃ』という気持ちになります」
これまで受け取ってきた応援に、いつか結果で恩返ししたい。その思いも今回、ひとつの形になった。
「恩返しを絶対いつかしたいと思っていたので、今回こうやって結果で返すことができたのかなと思います。まだ自分でも実感が湧かないんですけど」
コンプレックスだった身体の特徴を磨き、自らの「武器」に変えたMAIKOさん。試行錯誤の末につかんだ優勝は、さらなるステップアップへ向けた大きな一歩となった。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している。










