東京都・武蔵村山市民会館で開催された『サマースタイルアワード 2026 新人類 in SUMMER(7月20日開催)』。ビューティーフィットネスモデル部門マスターズクラスで3位に輝いたのが、加藤早莉(かとう・さり / 50)さんだ。「ぎっくり腰を繰り返していた」という加藤さんは、筋トレと出合い徐々に健康的な身体を取り戻していった。

フィットネスインストラクターとして約28年間活動する加藤さん。しかし、エアロビクスなど有酸素運動が中心で、最初の約20年間は筋トレをほとんどしていなかったという。
「以前は腰痛がひどく、ぎっくり腰を繰り返していました。腰痛について調べる中で『背骨コンディショニング(背骨の歪みを整えて身体の不調を改善するプログラム)』を知り、身体の仕組みを勉強し始めたんです。そこでお尻を鍛えることの大切さを知り、筋トレを始めました」
大会を目標に8年間継続
腰痛対策として始めた筋トレだったが、苦しいトレーニングを続けるうちにモチベーションが低下。そこで継続するための目標として大会出場を決めた。
「筋トレは苦しいので、続けるためには目標が必要だと思いました。これをきっかけに大会へ出るようになり、他団体では7年ほど出場してきました。今回は新しい挑戦として、初めてサマスタに出場しました」
初挑戦に向けて取り組んだのは、基本の見直し。特に、ぎっくり腰への不安から避けていたスクワットをあらためて取り入れた。
「以前は腰をまた痛めるのが怖くて、スクワットをあまりやっていませんでした。でも正しいフォームを意識して取り組んでみたら、お尻の筋肉が以前よりついた感覚があったんです。新しいことをするというより、基本に戻ってフォームを見直したことが良かったと思います」
まずは1種目から始めてみる
せっかく筋トレを始めても、すぐに結果が出なくてやめてしまう人もいるのではないだろうか。そんな人のために、加藤さんなりのアドバイスがある。
「以前は姿勢も良くなかったのですが、筋トレを続けて筋肉がついたことで姿勢も変わりました。身体は一度やっただけですぐに変わるものではないので、続けることが大切です。最初からたくさんやろうとしなくても、まずは1種目だけでいいと思います。続けていれば ”もう少しやってみよう” という気持ちにもつながるはずです」
腰痛をきっかけに始めた筋トレを8年間継続し、50歳で新たな大会へ挑戦した加藤さん。小さな積み重ねが身体を変え、新たな挑戦へ踏み出す力になっている。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
用語解説
ビューティーフィットネスモデル(SSA):モノキニを着用し、単に細いだけでなく、女性らしい丸みとしなやかさを残した引き締まった身体が評価される部門
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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