ベストボディ選手 コンテスト

育児と夜勤を両立する「29歳・看護師」が産後約1年でコンテスト活躍! 「夜勤明けのマックグリドルを食べるために減量を耐えました」

9月27日(日)、高知県立県民文化ホール(オレンジホール)で開催されたベストボディ・ジャパン2026高知龍馬大会。ベストボディ部門ガールズクラス(18~29歳)で3位に入賞したのは、香川県在住の青山未夢(あおやま・みゆ/29)さんだ。看護師として働き、まもなく1歳になる娘を育てながら、産後約1年で4年ぶりの大会に挑んだ。

【写真】青山未夢さんのキュッとくびれたウエストを含む6枚
青山未夢さん

育児と夜勤のある生活で、4年ぶりの大会へ

「産後は体重が増えて、体型も崩れてしまって。またボディメイクをしたいと思ったんです。大会に出ると決めれば、そこに向けて頑張れると思いました」

初出場はベストボディ・ジャパン2022広島大会。今回は当時と生活環境が大きく違った。夜勤のある仕事に加え、子どもの世話が最優先。自分の食事は後回しになることもあり、食事管理の難しさを感じた。

再出場を支えたのは、香川県のパーソナルトレーニングジム(個別に運動指導を受けるジム)「ボニーズ」の森岡顕志(もりおか・けんじ/42)さん。2021年ごろから指導を受けている。

今回の高知龍馬大会で、森岡さんもベストボディ部門マスターズクラス(40~49歳)に出場し、自身初となるグランプリ(優勝)を獲得。一緒に大会を目指す姿も、青山さんの励みになった。

食事記録とせいろの工夫、週2回の個別指導

前回の食事管理ではカロリーのみを調整していたが、今回は食事記録アプリ「カロミル」を活用。たんぱく質や脂質、糖質の量も確認し、1日の食事全体のバランスを考えながら、職場に持参するお弁当を用意した。

調理にも工夫がある。減量中に重宝した鶏胸肉は、焼くと固くなるのが気になったため、せいろ(木や竹製の蒸し器)で調理した。

「せいろで蒸すと、すごく柔らかくなるんです。蒸すだけなので簡単ですし、おすすめです」

森岡さんの個別指導は週2回。上半身と下半身を別の日に鍛え、ほかの日には自主トレーニングにも取り組んだ。食事の目安も相談し、運動の強度を徐々に上げながら、目標体重に到達。産後、大会への出場を決めてから15kgの減量に成功した。

「『きちんとついてきてくれているね』と褒めてもらえたのが、一番うれしかったです」

大会後のマックと、娘に見せたい元気な姿

夜勤明けの疲労で、ジムに行きたくない日はある。そんなときのモチベーションを尋ねると、身近な楽しみが返ってきた。

「大会が終わった後に、マックを食べることです(笑)!!」

減量前は夜勤明けの朝マックが習慣で、マクドナルドの朝食メニュー「マックグリドル」が大のお気に入り。大会後の大好きな味を楽しみに、減量とトレーニングを重ねてきた。

インタビューの最後、青山さんは娘とのこれからにも思いを寄せた。いつか娘が大きくなったとき、母親である自分が健康で元気に大会に出ている姿を見せられたら。そんな願いも、今回の挑戦の先にある。

育児や仕事で生活が変わっても、今の暮らしに合う工夫と周囲の支えが、目標に挑む力になる。

ワンポイント用語解説
・ベストボディ部門:男女それぞれの健康美を競う部門。全身の引き締まりや体型のバランスに加え、表情・表現力、ポーズの取り方、歩き方や身のこなし、知性・品格・誠実さも審査される。

・カロミル:食事内容を記録し、摂取カロリーや栄養素の量を確認できるアプリ。食事の記録・管理に使えるアプリには、ほかに「あすけん」「MyFitnessPal(マイフィットネスパル)」などもある。

取材・文:久米大郎 写真:山口夏織

執筆者:久米大郎
数学書の編集者、フィットネスライター。都内の出版社に勤務する傍ら、自らもボディビル競技に取り組む。2024年マッスルゲート埼玉大会ボディビル65kg以下級3位、2025年東京ノービスボディビル選手権大会男子ボディビル55kg以下級2位。筋トレ情報サイト「FITNESS LOVE」では、競技者としての経験と編集者の視点を生かし、選手の挑戦や身体づくりの工夫を伝えている。徳島県徳島市出身、神奈川県大和市在住。

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