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【日体大ボディビル部出身】NHK新人キャスター・小林菜夏が経験した“無理のある減量” そこから見直した「健康を犠牲にしない」身体づくり

現在、NHKキャスター1年目として活動する小林菜夏(こばやし・ななつ/23)さんは、日本体育大学時代にボディコンテストへ挑戦する中で、無理のある減量を経験した。身体は絞れた一方で、月経が止まったり、顔がこけたりと、自分が思い描いていた身体づくりとは異なる変化も表れた。きれいになるため、自分を磨くために始めたボディメイクだからこそ、健康を犠牲にしない――。自身の経験をきっかけに、小林さんは減量との向き合い方を見直していった。

【写真】小林菜夏さんの大学4年生のときにみせたメリハリボディ

身体は絞れても、思い描いていた姿とは違った

日本体育大学のボディビル部に所属し、ボディコンテストに挑戦していた小林さん。

本格的に減量へ取り組み始めた当初は、コンテストに出場する楽しさを感じる一方で、振り返れば身体に無理をかける減量になっていたという。

食事は鶏むね肉や米、野菜、芋類、魚などを中心としていたが、減量が進むにつれて摂取する量を大きく減らしてしまった時期もあった。

体脂肪は落ち、コンテストに向けて身体は絞れていった。しかし、その一方で月経が止まるなど、身体には不調を知らせる変化も表れた。

見た目にも、小林さんが当初思い描いていたものとは違う変化があった。身体が絞れる一方で顔のこけ感が目立つようになり、自分をきれいにするために始めたボディメイクが、本来目指していた方向とは違うものになっているのではないかと感じるようになった。

この経験が、自身の減量方法を改めて考えるきっかけとなった。

食事だけではなく、生活全体を見るように

その後、小林さんは食事量だけに意識を向けるのではなく、身体づくりをより広い視点から考えるようになっていった。

食事の内容や量だけではなく、水分摂取や日々の活動、睡眠、ストレスなども含めて、自分の身体の状態を見ることを意識するようになった。

食事についても、特定の食品だけにこだわりすぎたり、必要以上に自分を縛ったりするのではなく、無理なく続けられることを大切にするようになったという。

もちろん、コンテストに向けた減量期間は楽なものばかりではなかった。学生時代後半も厳しい減量を経験し、常に十分な休養を確保できていたわけではない。それでも、時間に余裕がある日には睡眠をしっかり取るなど、休める機会を大切にしていた。

そうした経験を重ねる中で、食事だけを切り取って考えるのではなく、睡眠やストレス、日々の活動なども含めて身体づくりと向き合うことの重要性を感じるようになっていった。

減量の中にも「楽しみ」を残す

その後は、指導を受けながら炭水化物の摂取量に変化をつける方法も取り入れた。

減量中だからといって好きなものをすべて排除するのではなく、食事の中にも楽しみを残しながら取り組むことを意識するようになったという。

自身が無理のある減量を経験したからこそ、小林さんは若い世代にも極端な方法ではなく、ボディメイクそのものを楽しんでもらいたいと考えている。

小林さんにとってボディメイクは、体重を落としたり、コンテストで結果を残したりすることだけが目的ではない。

自分自身を磨く過程を楽しみ、その積み重ねによって自信を持てるようになること。そして、以前の自分から変わることができた、成長することができたと実感できることも、この競技が持つ大きな魅力だと考えている。

身体を変えることだけを優先するのではなく、自分自身の状態と向き合いながら続けていく。大学時代の経験を経て、小林さんにとってのボディメイクは、より長い視点で自分自身を磨いていくものへと変わっていった。

小林菜夏(こばやし・ななつ)
NHK盛岡放送局のキャスター・リポーター。「マッスルアナウンサー」の愛称で親しまれ、フィットネスビキニ選手としても活動中。競技開始わずか5カ月で初出場した「2023年マッスルゲート埼玉大会」で優勝を果たし、同年の日本ジュニア選手権で4位に入賞。その後も「JBBFオールジャパン・ビキニフィットネス選手権」や「SPORTEC CUP」など全国規模の大会に挑戦を続けている。担当番組は、テレビ『おばんですいわて』内のスポーツコーナー「sports show time」(月・金曜 18:10〜)や、ラジオ『ラジオ610』(木曜 18:10〜)など。

取材・文:FITNESS LOVE編集部 大会写真:中原義史

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