JBBF選手 コンテスト

7連覇女王・安井友梨から1位票を奪って2位 「優勝を目指していたので、悔しい」と語るデビュー2年目のルーキー登場

10月12日(日)、大阪府・吹田市文化会館で開催された『JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)フィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2026』。身長や年齢に関係なく、真の日本一を決めるこの大会。ビキニフィットネスでは、岩崎有希(いわさき・ゆき/30)選手が昨年の4位から2位へと順位を上げた。また、本大会7連覇に輝いた女王・安井友梨選手から1位票を奪う活躍を見せた。

【写真】岩崎有希選手が見せた、しなやかに引き締まったボディラインと全身ステージショット

「今年のベストは出せたかなと思うので、自分の中では納得しています。ただ、優勝を目指していたので、悔しいです」

大会後、岩崎選手はそう振り返った。順位だけを見れば4位→2位と大きな前進だが、目指していたのは頂点。その言葉には、手応えと悔しさの両方がにじんだ。

躍進の裏にピラティスあり

岩崎選手は2022年にAPF(Asia Physique Federation)でボディコンテストデビュー。その2年後の2024年に現在活躍する団体・JBBFに転向した。転向後は初年度に東京選手権優勝、翌年には日本大会であるオールジャパンビキニフィットネス158㎝以下級2位入賞、グランドチャンピオンシップスで4位入賞。2026年には国際大会のミスターユニバースでオーバーオール優勝、オールジャパンビキニフィットネスで優勝と猛スピードで日本トップクラスへ駆け上ってきた。

そして挑んだ今大会。「ビキニの女王」安井友梨選手には及ばなかったものの、堂々の日本2位。ステージ上では、安井選手に「期待しているよ」と声をかけられたという。

「以前にも、安井選手と長瀬(陽子)選手から、『世界に行けるポテンシャルがある』と言ってもらえたことが、私にとっては大きかったです。その言葉があったからこそ、今年は国際大会に挑戦しようと思えたので。お二方が引き上げてくださったと感じているので、その感謝も伝えられました」

普段、ピラティスインストラクターとしても活動している岩崎選手。JBBFデビューから2年で日本2位まで登り詰められた要因は、ピラティスの存在が大きいと話した。

「ピラティスで身体の基本的な機能を整えて、ボディメイクの質を高めるようにしています。ピラティスのおかげで背骨や骨盤を動かす、安定させるといったコントロールができるようになり、フリーウエイトを扱うときの安定性も増しました」

「ウエイトトレーニングがそこまで好きではない」と語る岩崎選手。だが、ボディメイク競技で上を目指すためにはウエイトトレーニングの存在は避けて通れない。「だったら、トレーニング以外で、トレーニングの効率を上げられるものをしようということで、ピラティスを取り入れています」

関節の位置が正しい場所にない、機能していない。そんな状況でウエイトトレーニングをしても、効率は低い。岩崎選手はまず身体の機能を整えたうえでウエイトトレーニングに励んだことで、急成長を遂げてきたのだ。この考え方は、ボディメイクをする全ての人に役立つかもしれない。

そんな岩崎選手が見据えるのは、今月10月29日~11月2日にスペインで開催される『IFBB世界フィットネス選手権』。世界各国から国を代表する選手たちが集うこの大会で、躍進を誓う。

「国内戦と同様、ビビらずに。目標は高く、入賞できるように頑張りたいです」

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史

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