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【プロレスリング・ノア YO-HEY】ゲームから始まったプロレスラーへの道!体重がなかなか増えず、1日6000kcalの食事をしていたことも……

プロレスリング・ノアのGHCジュニアタッグ王者のYO-HEYさん。TEAM 2000Xというヒールユニットに所属し、若いころから「そのチャラさ、いいね!」と先輩から褒められる(?)こともしばしば。その一方で、その鋼のような肉体は惚れ惚れするほど。さぞかしキツい練習を行っていると思いきや……。そんなYO-HEYさんへのインタビュー前編は、学生時代の身体づくりについて聞いた。

アメリカのプロレスは、ゲームの中の世界のように思えた

見事な肉体を誇るYO-HEYさん(撮影・橋場了吾)

見事な肉体を誇るYO-HEYさん(撮影・橋場了吾)

現在、プロレスリング・ノアでヒールユニット・TEAM 2000Xの一員として暴れまくっているYO-HEYさんは、小さいころから、さまざまなスポーツを経験してきた。

「小学校時代はサッカー、中学校時代は野球、そしてプロレスラーを目指そうと思って、高校入学前に始めたのが柔道って感じすね」

柔道は意外ですと聞くと、「でしょ?こんな柔道部っぽくないやつ、そうおらんのですけどね(笑)。本当、全く落ち着きがない子やったんすよ。なんなら、小学校のときは謎に『バレリーナになりたい』とか言うてたんで」と。そもそもプロレスラーを目指したきっかけはなんだったのか。

「中学2年……バリバリ野球をやっているときに、ゲームきっかけでプロレスを知ったんすよ。最近の“プロレスラーあるある”かなと思うんすけど、WWF(現在のWWE)のゲームをやったのがきっかけで、プロレスファンになって。自分は兵庫の山奥の田舎者なんで、そんな中でプロレスをめちゃくちゃ好きみたいな人はおらんかったんすよ。それで『ヨーちゃんはすごいプロレスファンらしいぞ』と有名になってしまって。その話が膨らんで、友達の父親に『お前、プロレスラー目指してるってホンマか?』と言われるようになりました (笑)。ただのファンやったんすけど、そう言われたときに『ありやな』って。それからはプロレスラー一直線で、頭の中にはプロレスしかなかったっすね」

当時、YO-HEYさんが憧れていたのはブッカーT(WCWの主力選手でのちにWWFに移籍)。そして、ジェフ・ハーディー(WWEやAEW、TNAで活躍)のような派手な髪型の選手。そんなムキムキな選手や派手な選手たちが戦うアメリカのプロレスは、ゲームの中の世界のように思えた。

「最初がゲームやったんで、あくまでゲームの中のキャラクターでしょみたいな。こんなムキムキでこんなかっこいい奴が、実在するわけがないと思っていたんで。黒パンに(ムキムキではなく)ムチムチな選手たちがバチバチにぶつかり合うのがプロレスのイメージやったんで、実際にWWFやWCWを見たときは『これはプロレスちゃうやろ』と思ったっすね」

体重がなかなか増えず、1日6000kcalの食事をしていたことも…

2017年にノアに参戦した当時(右)よりも筋肉の太さが増した(©プロレスリング・ノア)

2017年にノアに参戦した当時(右)よりも筋肉の太さが増した(©プロレスリング・ノア)

しかし、当時のYO-HEY少年の身体は細身だった。

「筋肉質なんやけど、すっごい細身って感じで。でも、筋肉は結構自信はありました。中学生の頃から腹筋は常に割れているし、二頭筋とかもかなりあったんで。ただ、めっちゃくちゃ細いんで、バキバキって感じ。背も低かったんすよ。トレーニングは……山で永遠に鬼ごっこをしたり、山登りをしたりっすね。高校に入ってからっすかね、結構強い柔道のチームやったんで、ちゃんとトレーニングや練習をしないとボコボコにされてたんで、筋力トレーニングみたいなものを始めたんすよ。なので、そもそもの身体は遊んでいてできたんで、運動神経も今に生きていると思うっすね」

それからYO-HEYさんは、憧れの身体の完成形を目指すようになる。

「海外のプロレスラーを見ていて、何がこんなにカッコええんやろなと思ったら、背中がカッコええなと思ったんすよ。胸ももちろんカッコええんすけど、逆三角形の体形を作る部位が発達してる選手がカッコええなと思って。自分も、毎日風呂上がりに鏡の前でチェックしてたんすよ。当時は広背筋がそこまで発達してなかったんで、広背筋が出るポーズで鏡を見たりして。練習としては、懸垂メインでしたね。体重が軽かったんで懸垂は得意やったんすけど、あとロープ登りは最強でした。ロープ登りは全身に効くんすよ。腹筋はもちろん、股関節も使うんで。腕と背中を絞って登っていったら、胸にも効いてきますし。全身を使うんで、自分的にはベスト(な練習)やったんちゃいますかね。フリーウエイトをガンガンではなく、自重トレーニングでつくっていった感じっすね」

執筆者:橋場了吾
札幌市出身。ラジオ局で社会人としてのキャリアをスタートさせ、
イベントプロデュースの傍ら、プロレスラー、タレント、ミュージシャンなどのインタビューを行う。

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