ベストボディ選手 コンテスト

「ただの会社員、美容に無縁のズボラなアラサーだった」32歳がコンテストで入賞 透き通った白肌と笑顔で魅せた

吉井朋さん大人になってから、“青春”を味わう機会はそうないだろう。5月12日(日)に行われたベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2024岡山大会』で5位に入賞した吉井朋(よしい・とも/32)さん。彼女にとって、同大会は「素敵な仲間と出会えて、切磋琢磨し合えた青春の1ページ」だったという。

【写真】吉井朋さんの透き通った白肌で魅せるビキニ姿

もともと、健康維持のために産前から軽くトレーニングをしていたものの、“ガチ勢”ではなかった吉井さん。新しい命を授かったのを機にトレーニングを中断し、子育てに専念していた。しかし、2023年は家族やプライベートでのトラブルが重なり、かなり落ち込む日々が続いて物事をネガティブに捉えてしまうようになった。

「本当にしんどかったんですが、人は乗り越えられる試練しか与えられないはず。メンタルを鍛え直し、自信を取り戻したい! という自己投資のような気持ちでトレーニングを再開したんです」

当時は、問題にぶち当たるたびに湧き上がっていた悲しみや怒り、不安などの負のエネルギーを全て筋トレに向けたという。そんな中、せっかくトレーニングをするなら明確な目標を定めたい、との考えから大会を調べていたところベストボディ・ジャパンを見つけた。

“健康美”をコンセプトにした大会のため、初心者でも挑戦しやすい。吉井さんは入賞を目指し、一層トレーニングに打ち込むようになった。「ただの会社員、美容に無縁のズボラなアラサーだった私の大きな挑戦でした」と吉井さんは話す。

年が明けた2024年から本格的に減量とステージングの練習を開始。岡山でのグループレッスンで出会った他の選手たちは、その存在をもって吉井さんを刺激してくれた。

「今年、大会に出るいろいろな年代の選手の方々と繋がりを持てたことが本当によかったです。皆さんの本気度がすごいし、キラキラしていて強く憧れを感じました。一緒に頑張る仲間に出会えたって感じです」

ベストボディ・ジャパンの公式レッスンで仲良くなった選手と一緒に、トレーニングをしたりポージング練習をしたり。社会人になってから、互いを高め合える仲間をつくるのは難しいが、ベストボディという共通言語で繋がった縁は、吉井さんの挑戦を後押ししてくれた。

「30歳を超えても、こんな素敵な仲間ができるなんて思ってもいませんでした。ステージに立つまでは、勝てるなら勝ちたい!と意気込んでいて、負けたら悔しい感情でいっぱいになるのかな、と。でも実際は、ベストボディを通して出会った同じクラスの仲間が優勝して自分ごとのように嬉しかったんですよ。こんな感情は初めてで、新しい自分に出会えたようでした。次は仲間の応援に行くつもりなんです!」

終始、エネルギーが満ち溢れた声で話す吉井さん。彼女は今、“第2の青春”を味わっているのだろう。

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取材:小笠拡子 撮影:山口夏織

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佐藤奈々子選手
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