最近、海外の大会ではグリーンのビキニがトレンドだが、マッスルゲート大阪大会にもグリーンのビキニ選手がいた。外ノ池文乃（とのいけ・ふみの/35）さんだ。愛知県から参戦し、デビュー戦で初優勝した外ノ池さんは、どういうきっかけで大会に出場したのだろうか。
「飲み会で宣言しちゃったんです」
小さいころからバレエ、ヨガ、とぎれとぎれでダンスの経験はあったが、筋トレはしたことがなかった外ノ池さんは、飲み会でボディコンテスト挑戦を宣言した。
「去年初めてJBBFの地方大会へ友達の応援に行って、その打ち上げで私も大会に出るって宣言したんです」
大会に出るきっかけはいろいろあるものだ。飲み会の席とはいえ、宣言してしまったのだからやるしかない。外ノ池さんはこのことをきっかけに昨年10月から筋トレを始めた。半年余りのトレーニング、準備期間でビキニフィットネスに挑戦するのは大変ではなかったのだろうか。
「準備は楽しかったです。日焼けすることが一番大変でした」
ステージは照明が強いので、筋肉を見せるために肌は濃い色がのぞましい。特に初めての大会では日焼けで苦労する人が多いのだろう。日焼け以外は着々と準備を進められたそうだ。
「ポージングは名古屋のJBBFの先生に見てもらったり、トレーナーに見てもらったりしました」
初めての大会出場の感想を「ポージングが楽しかった」という外ノ池さん。あっけらかんとしているように見えるが、真剣にやらなければ優勝することは到底できない。そんな外ノ池さんを周りも応援している。
「今日も名古屋から友達みんなが応援に来てくれて、ありがたいし、とてもうれしいです」
今後はJBBFの大会出場を考えているそうだ。
「今日はサイドポーズでぐらついたので、精度を上げていきたいです」
取材：あまのともこ 撮影：上村倫代
