6月1日(土)、新居浜市市民文化センターにて『マッスルゲート四国大会』が開催され、平岡遼(ひらおか・はるか/32)さんが、ビキニフィットネス一般の部で2位を獲得した。
サイドポーズの美しいS字ラインで会場を魅了した、メイク関係の仕事をしている平岡さんは、今回のマッスルゲート四国大会がボディコンテストのデビュー戦だ。
「ドキドキしながらの初参加でしたが、スタッフや控室の方々がとても優しい方ばかりで、待ち時間も楽しく過ごせました。緊張はしていなかったハズなのに、舞台に立った瞬間、脚がガクガク震えてしまって……!練習したことや、気を付けたかったことなどが『パーン!』と、頭から飛んで行ってしまいました。舞台には魔物が棲んでいますね」
これまで「万年ダイエッターだった」という平岡さんは、ボディメイクのモチベーションアップのために、大会出場を目指したという。
「ボディメイクは、もともとダイエット目的で有酸素から始めました。そのうち『ボディメイクには筋トレが有効』と知り、ジムに通うようになったのです。Youtubeで安井友梨選手やダンシーあずさ選手の華麗な姿を観て、ビキニフィットネスの世界を知りました。増えたり痩せたりを繰り返したくないという想いから、継続の目標が欲しくて、大会出場を決意したのです」
背中の広がりと脚が美しい平岡さんは、毎朝、朝5時起きで40分から2時間のランニングをこなし、仕事のシフトに合わせて、ジムで週3~4回のトレーニングをこなす、多忙な日々を送っている。
「トレーニングは1~3時間行います。脚トレは、思いつく限りの種目を15~20回、3セット!毎回、トレーナーさんから強いられていたチンニングのおかげで、背中の広がりが出てくるようになりました。トレーニングでは、『おい!俺の筋肉!』と、なかやまきんに君のごとく、動かしている部位をしっかり意識しながら行うようにしています」
過去のダイエット経験で、36kgまで体重を落としたことのある平岡さんは「内心、自分は減量も余裕のハズ!と思っていた」という。
「最大で60kgあった体重を削った経験があったので、減量はさほど問題ないと思っていましたが……。ストレスから10,000kcalほど摂取してしまいました。支えてくれている周りの方々の気持ちを裏切らないためにも、節制しなければと思う次第です。今はストレスの感じにくい、自分に合った減量食を模索中で、毎週、カーボの種類を変えてみています。現時点では、サツマイモとバナナが、私の腸内環境には合っているように思いました」
平岡さんは「コンテストに出なければ、出会うことのなかった方々との素敵な縁があった!楽しかったので、また出たい!」と笑う。
「トレーニング・ポージング練習・有酸素など、たくさん時間をかけてきたけれど、ステージ上の時間は一瞬で終わってしまって。もっと長く居たかったです。今回の経験を受けて、次回は絶対に動じないポージング練習と減量を頑張ります。次は8月、JBBF広島大会に出る予定です。応援、どうぞよろしくお願いします!」
取材:山口夏織 撮影:北岡一浩