4月12日、宇都宮市文化会館で『マッスルゲート栃木大会』が開催され、ボディフィットネス一般の部で見事優勝を果たしたのは、中澤沙織(なかざわ・さおり/39)さん。その優勝までの道のりやトレーニング内容、減量方法について話を伺った。
「たまたま近所にゴールドジムが新規オープンしたのがきっかけで筋トレを始めました。最初はトレーニングというより、スタジオレッスンに参加するために通っていたんです。大会に出場しようと思ったのは、スタジオレッスンの先生がボディメイクをしていて、その応援に行かせていただいたとき、出場している選手の皆さんがキラキラと輝いていて憧れたからです」と、出場を決意したきっかけを教えてくれた。
「以前は有酸素運動のやり過ぎで筋肉が落ち、細くなってしまったことがありました。今回はその反省を生かして、夜は筋トレと有酸素運動を組み合わせ、早朝5時から出勤前までポージング練習をしました。食事も高タンパク低脂質を意識しつつ、炭水化物を減らしすぎないようにして、お米や芋類など種類を変えて調整しました」
過去の失敗を糧に、トレーニングだけでなく食事管理にも工夫を重ねてきたそうだ。
「特に広背筋は自信のある部位です。筋肉の可動域、収縮、伸長を意識して、広がりと凹凸が出るようにトレーニングしています。トレーニング以外でも、日常的に背筋を伸ばしてきれいな姿勢を意識しています」
ジムだけでなく、日常生活にも大会を意識した工夫を取り入れてきた中澤さん。仕事とトレーニングを両立する中での工夫も教えてくれた。
「仕事の繁忙期はジムに行く時間が遅くなりがちですが、そんな日は無理をせず柔軟にメニューを組んで、効率的にトレーニングしています。終業が遅くなってモチベーションが上がらないときは、思い切って早朝トレーニングに切り替えることもあります」
限られた時間を有効に使い、優勝という素晴らしい結果を手にした中澤さん。
「ボディメイクを始め仕事とプライベートにメリハリができ、日々のモチベーションを上げることができました。努力は絶対に裏切らないことを再認識しました!これからもボディメイクは続けていきます!大谷美咲選手のような、カッコよくて迫力のあるアウトラインを目指していきたいです」
優勝に満足せず、すでに次なる目標に向かって進み続ける中澤さん。今後のさらなる飛躍が楽しみである。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。
取材:佐藤佑樹 撮影:北岡一浩