マッスルゲート選手 コンテスト

還暦超えて輝く!63歳が手にいれた“今が最高”のボディ!

4月26日、きゅりあん品川区立総合区民会館で『マッスルゲート東京大会』が開催された。ミックスドペア一般の部とウーマンズフィジーク一般の部で見事優勝を掴んだのは、高村奈緒美(たかむら・なおみ/63)さん。その優勝までのトレーニング内容や減量方法について話を伺った。

 【写真】年齢を超えたパワーで輝く高村奈緒美さんの姿

「還暦を目前に服のサイズが上がってしまい、ダイエットを決意して自宅近くのパーソナルジムに入会しました。最初は全身運動で身体に刺激を与えてもらい、トレーニングの前後にはストレッチをしてもらっていました。何より、ご褒美のプロテインが楽しみで続けられました。ただ、ケーキやお菓子が大好きな私にとってはまさに試練でした。でも、数カ月で身体が軽くなり、周囲からも『痩せた?』と言われるようになって気分もどんどん前向きに。そんなとき、トレーナーさんから大会の話をいただき、何も分からないままエントリーしたんです。結果はウーマンズレギンスで3位入賞し、ゴールドジムJAPAN CUPにも出場しました」

大会への挑戦は、まさに勢いとチャレンジ精神の賜物だった。

「今回の大会に向けた食事は、鶏胸肉、ゆで卵、プチトマト、ブロッコリーが基本で、白米の量で調整していました。食事が取れないときはプロテインで補い、たまに気分転換にさつまいもも食べました。疲れたときには牛肉も取り入れて、身体の声を聞きながら無理なく進めました」

日常生活でも積極的に身体を動かしていたという。

「有酸素運動として、家から駅、駅から職場までの約20分間を歩くようにしていました。トレーニングは週2~3回、ゴールドジムサウス東京で行い、パーソナルトレーナーにも身体の状態を見てもらっていました。普段は47kgで、大会当日は44kgまで絞って挑みました」

その努力の中で、特に肩と上腕二頭筋は得意な部位だと話す。

「とにかくダンベルが大好きで、正しい姿勢を意識して丁寧にトレーニングすることを心がけています」

こうした積み重ねが、今回の優勝につながったのだ。

「ボディメイクを始めてから、物事に対してすごく前向きになりました。多少のことでは、くよくよしなくなりましたね」

そして、優勝を果たした今の気持ちについても語ってくれた。

「今回の結果は本当にうれしいです。支えてくれた関係者の皆さまに感謝しています」

高村さんの63歳での挑戦は、年齢を超えたパワーと前向きな生き方そのものを体現していた。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。

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取材:佐藤佑樹 写真提供:高村奈緒美

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