7月6日、京都パルスプラザ・稲盛ホールで『ベストボディ・ジャパン2025京都大会』が開催された。ウーマンズクラス(40~49歳)では橋本由起(はしもと・ゆき/41)さんがグランプリに輝いた。
昨年日本大会3位の成績を収めた橋本さんが今年も絶好調だ。開幕戦の近畿大会で準グランプリ、以降、香川・高松大会、奈良大会、兵庫・神戸大会、そして今回の京都大会で4連続グランプリ。
「昨年に比べ勝率が上がっているのは、ストレッチを毎日欠かさずするようになったことです。急激に身体が変わった実感があります」
橋本さんにストレッチについて話を聞いた。
日本一に向けてストレッチに取り組む
「昨年日本大会3位という成績をいただいたのですが、『このまま同じことを続けても上にはいけない』と思い、今年は日本一に向けてさらに進化したくてコンディショニングメインのパーソナルトレーニングに通い始めました。そこでストレッチの指導をいただくうちに、つながっていなかった神経が動き出し、あらゆる身体の変化が起きました。ストレッチは大切だということに気づかされました」
ストレッチをする時間は決まっていないそうだ。
「特に時間帯を決めているわけではなく、できるときに少しでもやることを意識しています。1日のうちにまとめて時間をとってやるとなると、『やらなければ』という気持ちになって続かないと思ったので、隙間時間にこまめに1種目でもやるようにしています」
ストレッチのメニューと効果
「ストレッチポール、マッサージボール、フォームローラーを使って首や背中をほぐしたり、身体を動かしながら股関節周り、もも裏のハムストリングなどもストレッチしています。一番変わったのは背中ですね。アイリストで、前屈みになる仕事をしているので、『姿勢を良くして胸を引き上げることは難しい』と言われていましたが、毎日背中をほぐし、肩甲骨周りをこまめに動かすことで、胸の高さが劇的に変わりました!」
橋本さんは、筋トレとストレッチの相乗効果で、体型の変化を目の当たりにしたようだ。
「明らかに姿勢が良くなります。脚の形も変わり、さらにまっすぐに細くなりました。そしてお尻も四角だったのが、丸い形に変化し、ヒップアップしました。いいことしかないです」
ストレッチに取り組むときの心がけ
「『やらなければ』という気持ちになると億劫になり、なかなかできなくなってしまうので、寝転びながらできることから始めるなど、簡単なことから取り組むのがおすすめです。例えばスマホに文字を打ち込むときも、背中にマッサージボールを挟んでほぐしながらすると、気持ちの負担も少なくなると思います」
心理的な負担を最小限になるよう工夫し、新しい取り組みを始めた橋本さんの姿は参考になるところも多いだろう。ストレッチの大切さに気づき、さらなる高みをめざして進化していく橋本さんから今後も目が離せない。
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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