「健康と美しさは密接につながっていて、ボディメイクと美容医療はその架け橋であると思っています」
愛知県名古屋市で8月11日(月・祝)に開催された年齢別ボディコンテスト、ベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2025愛知・名古屋大会』レディースクラス(30歳~39歳)にて、美容医療看護士兼パーソナルトレーナーの吉田知佳子(よしだ・ちかこ/32)さんがグランプリを獲得した。
【写真】吉田知佳子さんの細いくびれから持ち上がったお尻のライン
緩んだ身体から一転!ボディメイクへの目覚め
現在はボディメイクにより多くの人の美をサポートする立場となった吉田さん。かつては運動習慣がなく、華奢で筋肉量の少ない体型だったという。しかし、年齢とともに代謝の低下や体型の変化を感じたことから、本格的なボディメイクに踏み出した。
「20代後半で身体のラインが崩れ始めたことに焦りを感じました。痩せるだけでなく、女性らしいしなやかな曲線を作りたいと思いました」
筋肉量を増やし、メリハリのある身体を手に入れたことで、姿勢や動きにも自信が芽生え、「今では姿勢や動きも変わり、自信を持って人前に立てる身体へ変化しました」と笑顔を見せる。
「24時間くびれ職人」の生活
吉田さんの強みは、美しいくびれの曲線。週3~4回、上半身・下半身・体幹をバランスよく鍛える。そのなかでも「くびれ作り」には情熱を注いでいる。腹斜筋や腹横筋を意識した体幹トレに力を入れるとともに、ヒップアップで骨盤周りを整え、また、日常から姿勢管理を徹底しているという。
「筋膜リリースとストレッチでウエスト周囲の可動域を確保するほか、ドローインや腹式呼吸など日常的に腹圧を意識。座る姿勢・歩き方・腰の反りすぎ防止など、24時間の姿勢管理をしています」
食事では、朝食を重視。タンパク質や複合炭水化物、ビタミン・ミネラルをバランスよく摂取する血糖値の急上昇を抑える食事を心がけ、卵、鶏むね肉、魚、果物、野菜を積極的に取り入れてスレンダーな体型を保っている。
「大会前は塩分や脂質をコントロールしながら、オフ期は栄養の幅を広げて腸内環境も整える食事を心がけています」
美と健康の架け橋 夢への挑戦
吉田さんが保険診療から美容医療へキャリアを変えたきっかけは、かつて患者さんたちが見た目が変わることで、心まで前向きになる姿を多く見てきたことだ。
「自分の限界に挑戦するコンテストを通じてのボディメイクの知識と技術と、看護師としての知識と経験を生かし、安全で効果的な施術を通じてクライアントの自己肯定感を高めるサポートをさせていただきたいです」
鏡に映る自分を好きになれると、毎日に少し笑顔が増える。美しさを作ることは、生きる楽しみを増やすことなのかもしれない。
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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。
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