7月20日(日)、熊本県立劇場演劇ホールで開催された『マッスルゲート熊本大会』。ウーマンズウェルネス一般の部で3位に入賞したのは介護福祉士の谷川智恵(たにがわ・ちえ/52)さん。身長164cmで存在感を示し、堂々とステージでポージングを披露した。
運動不足から始めた筋トレで大会出場へ
谷川さんが筋トレを始めたきっかけは「運動不足を感じ始めたから」だという。そこから次第にトレーニングが習慣となり、友人から「せっかく頑張っているんだから大会に出てみたら?」と背中を押されたことが、出場の大きなきっかけとなった。最初は露出の少ないレギンスカテゴリーから挑戦し、徐々にステップを踏んで、現在はビキニカテゴリー、ウェルネスカテゴリーに挑んでいる。
ボディメイクを始めた当初から今回の大会に向けての減量方法を伺った。
「最初は、長期間の糖質制限で体調を崩すなどの失敗も経験しました。そこから学び、今回の大会に向けては、脂質を抑えつつ、自分の仕上がり具合に合わせてローカーボに切り替えるなど柔軟に調整を行いました。大会1カ月前には、できるだけシンプルな食材を選び、プロテイン(乳製品)、砂糖、添加物も極力控えることで、体調を整えつつ仕事とトレーニングを両立させました」
ストレスを避けるための対策として、オフの日は甘いものや好きなパンを食べることもあったそうだ。その分、浮腫みや身体の変化も実感し、あらためて「食事の大切さ」を痛感したという。
「トレーニングにおいては、脚に注力し、どこに効かせたいかを意識する。ということを大切にしてきました。重量よりもフォームを重視し、ただこなすのではなく“意識を向ける”ということが大事だと思っています」
現状の結果には満足せずさらに高みへ
3位入賞という素晴らしい結果でも、谷川さんは今回の結果を満足していないという。
「まだまだ筋肉量が足りない、マッスルコントロールが曖昧、ポージングの練習も不足している」と課題を多く感じているというのだ。
ただ、「大会に出られるだけでも満足。しかし出場する以上は、納得できる自分へと成長したい」とすでに前向きに次のステージを意識していた。
そしてボディメイクがもたらす私生活への変化についても語ってくれた。
「筋トレのやり方や食事面で気を遣うようになり、生活の質も向上しました。ビキニ競技は年齢に関係なく挑戦できますが、やはり20代と比べると身体のラインは違ってきます。そこをどう近づけて勝負するかが難しいところです。それでも、一つひとつ目標を立てて達成し、自分が満足できる、自信の持てる身体を作り続けていきたいです」
挑戦に年齢の制限はない。自分のペースで積み重ね、進化し続けるボディメイクに対応し理想の身体を追い続ける谷川さんの姿は、一歩踏み出せない方の背中を押してくれるのではないだろうか。
取材:佐藤佑樹 写真提供:北岡一浩
執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究している。