オリコンは9月17日、2025年「フィットネスクラブ/24時間ジム」利用実態データを発表した。調査対象は全国18~84歳の利用者4,052人(フィットネスクラブ:2,934人、24時間ジム:1,118人)。在籍期間を比較すると、フィットネスクラブは「5年以上」が46.6%と最も多い一方、24時間ジムは「1年未満」が43.1%で最多と、利用傾向に大きな違いが見られた。
フィットネスクラブは「生涯フィットネス」の場に
フィットネスクラブ利用者は、施設の充実さやスタジオプログラム、インストラクターの存在などを背景に長期継続の傾向が強い。「通いやすさ」(70%台)に加え、「施設の充実さ」(53.0%)が評価されており、生涯にわたる健康づくりの場として定着していることがうかがえる。
24時間ジムは「手軽さ」で支持
一方、24時間ジム利用者は「営業時間」(55.3%)を重視。深夜や早朝でも使える利便性が短期的な利用を後押ししている。ただし改善要望では「施設の充実さ」(33.8%)が最多となり、価格や利便性だけでなく設備面の拡充を求める声も強い。
利便性と充実度、どちらを選ぶか
今回の結果は、24時間ジムの魅力が「手軽さ」にあり、フィットネスクラブが「充実度」を武器に長期利用を支えていることを示している。短期的に始めやすい24時間ジムと、長期的な健康づくりの場となるフィットネスクラブ。
利用者がどちらを選ぶかは、ライフスタイルや目的によって分かれそうだ。
※本調査は株式会社oricon MEがインターネット調査で実施。調査期間は2024年9月17日〜9月30日。詳細はオリコン顧客満足度®公式サイト(https://life.oricon.co.jp/)に掲載されている。
文:FITNESS LOVE編集部