マッスルゲート選手 コンテスト

「組体操ではいつも土台役でした」 痩せたいという思いで挑んだ筋トレでコンテスト優勝を掴んだ46歳!

9月14日(日)、安城市民会館で行われた『マッスルゲート愛知大会』のウーマンズウェルネス一般の部で優勝という素晴らしい結果を手にした、尾藤紘美(びとう・ひろみ/46)さん。「昔から太っていたので、馬跳びも嫌でしたし、組体操ではいつも土台役。自虐に走るか、いじられ役になるしかなく、『大きい人』と言われるのが当たり前でした」と過去の苦い経験をそう語る尾藤さん。

【写真】尾藤紘美さんの鍛え上げた脚

色々なダイエットを試した過去

筋トレを始めたきっかけは「痩せたい」という純粋な願望からだった。

「これまでにファスティング、糖質制限、漢方など様々なダイエットを試しました。のめり込むタイプなので、やり過ぎてホルモンバランスを崩し、結局病院へ行って元通りになることの繰り返しでした。身体を動かすこと自体は好きで、マラソンやジムのスタジオレッスンは続けていたのですが、その分好き勝手に食べてしまい、減量にはつながりませんでした」

太っている身体を見せる大会なんて自分には縁がない。そう思っていたという。

「でも、今のトレーナーさんと出会い、コンディショニングと超高強度のトレーニングにはまって、少しずつ身体が変わっていきました。昨年、ビキニで初めて大会に出場しましたが、減量には苦しんだだけで結果も出ませんでした。そんな中で『お尻と脚が太いことが評価されるウェルネス部門』への転向を勧められ、長年のコンプレックスを生かせるのならと思い、今年初めてウェルネスに挑戦しました!」

大会に向けたトレーニングは工夫して取り組んだという。

「トレーニングは週2回、1回90分。最初の45分はコンディショニング、残り45分はトレーニングに。前回大会でのフィードバックを参考に、外側広筋を意識した内容に変えたり、ランジを工夫してフロントに効かせたり、必ず締めにシシースクワットを課すなどしていました」

食事も身体と徹底的に向き合い、試行錯誤を繰り返した。

「オフ期は体重が乗りすぎるのが課題なので、今年はケトジェニックダイエットやカーボサイクルなどを取り入れ、なるべく極端に削りすぎず揺さぶりをかけながら進めました。トレーナーさんに逐一体重を報告してもらいながらです。タンパク質は魚を中心に、1食は胸肉、脂質は魚や卵、納豆などから取るようにしました」

目指すはオールジャパンの舞台

そうした努力の積み重ねが、優勝という結果につながった。

「今回の大会で、やっと少しはトレーナーさんに恩返しできたかなと思います。普段はマイナスなことばかり考えがちですが、自分の身体を少しだけ褒めてあげたいです(笑)」

それでも現状に満足することなく、次の目標をすでに掲げている。

「これからは柔軟性を高めてポージングを磨き、もっとウェルネスらしいアウトラインを作りたいです。そして、いつか必ずオールジャパンの舞台に立ちたい。憧れのトップ選手に少しでも近づけるように努力していきます。直近ではジャパンカップに挑み、今よりも絞った良い身体で結果を出したいです!」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:佐藤佑樹 撮影:上村倫代

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究している。

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