4月24日(日)、第46回東京マスターズパワーリフティング選手権大会がゴールドジム東陽町スーパーセンターにて行われた。58歳でパワーリフティングに興味を持ったことをきっかけに始めた関谷 恵さんが57kg級マスターズで優勝した。ストイックなあまり、ケガをしてしまったこともあった関谷選手。ケガとの向き合い方についても伺った。
女子57kg級 マスターズ2
1位 関谷 恵選手
記録 スクワット95kg、ベンチプレス40kg、デッドリフト130kg トータル252.5Kg
ーー1位おめでとうございます。
「ありがとうございます。3試技落としてしまったのが残念です」
ーートレーニングを始めたきっかけを教えてください。
「52歳のとき、減量を目的にRIZAPに通ったのがきっかけです」
ーーパワーリフティング競技を始めたきっかけを教えてください。
「4年前、58歳でパワーリフティングに興味を持ったのをきっかけに始めました」
ーーパワーリフティングをしていて良かったことはありますか?
「世界が広がったことです」
ーーパワーリフティング競技をしていて直面した苦労とそれを乗り越えた方法について教えてください。
「なかなか履けないニースリーブとロッカーで30分格闘していた時 先輩の福田かおり選手が『滑りやすいストッキングを下に履いてから履けば大丈夫』と教えてくださいました。以来 パワーリフティング競技の一番の心配事から解放されました」
ーーケガとの向き合い方は?
「4年前 身体を鍛えるべく学生食堂の仕事を選び、朝晩週8回トレーニングしていた時期があります。おバカです。案の定 膝の半月板損傷して手術。トレーニング半年お休み。休息とメンテナンスの必要性を痛感しました。今は コンディショニングとヨガで身体を整えつつ、トレーニング半分、犬散歩半分です。
身体に疲れが残っている状態、筋肉が寒さで固まっている状態、骨に歪みがあって違和感がある状態でトレーニングしても効果ないばかりか必ずケガに結びつきます。指先からほぐしていき呼吸も意識しながら各部位を揺らしたりさすったりしながら緩めていくコンディショニングとベンチプレス前の回旋筋板の準備運動は欠かせません」
ーー今後の目標はありますか?
「9試技を成功させることです」
ーー最後に一言お願いします。
「デッドリフトが大好きです!」
(取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真提供:関谷 恵 取材協力:東京都パワーリフティング協会)