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54歳からのジム通いで優勝した外科医師「手術に影響を及ぼさないために握力を強化しないように気を付ける」

吉野宏一選手何を始めるにも遅すぎるというのはないのかもしれない。6月18日に開催されたマッスルゲート浜松のメンズタンクトップ176cm以下級で優勝した吉野宏一選手は、54歳でジムに入会したというから驚きだ。さらに仕事は外科医で、吉野選手のトレーニングや、栄養面も緻密に考えられたものだった。

【写真】吉野宏一選手の見事な逆三角形

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

吉野宏一選手

――いつからトレーニングを始めましたか。
「約1年前にゴールドジムへ入会しました。今年が55歳になるので、コロナ禍もあり、健康に気をつけるために、行いました」

――現在のトレーニングについて教えてください。
「1週間に①肩と脚、②胸と上腕二頭筋、③背中と上腕三頭筋を3日間、1回1時間半。全てゴールドジム高槻大阪の鎌野トレーナーが指導してくれました。どの筋肉に効いているのかをその都度確認して、伸展と収縮を行なっています」

――自慢の部位はありますか。
「肩が強いみたいですので、前、横、後にしっかりと効かすため、フォームを大切に行っています」

――トレーニング始めてからの変化はいかがですか。
「今年8月で、55歳で、悪かった採血の結果が全て正常になり、薬がいらなくなりました。また、体調が良くなりました」

――トレーニングをしていて辛かったこととそれを乗り越えた方法を教えてください。
「仕事が外科医師のため、手術をしなければいけなかったので、特に握力をつけないように注意しました。また、減量に於いては、頭が働かず、大変でしたが、低糖質にも徐々になれて、乗り越えました。時間の制限がある仕事でしたが、トレーナーさんに時間を調整していただき、短時間で効果があるトレーニングができました」

――栄養面はいかがでしょうか?
「タンパク質を卵をベースに頻繁にとりました。茹で卵を全卵を1日3個、茹で卵の白身を17個、を1から2時間毎に食べました。夜は、スナックエンドウを多目に炒めて食べ、空腹感をなくしました。タンパク質は200g以上を目標にしていました」

――減量で意識していることがあれば教えてください。
「皮下脂肪が多かったので、脂肪を使うために、夕食までは、糖質を取りません。コーヒーも飲むようにしました。しかし、減量が甘かったと思います。日時的に食事を見直して、しっかりと調整をしていきたいと思います」

――次の目標を教えてください。
「2022年9月末のマッスルゲート奈良にチャレンジします。タンクトップだけではなく、しっかりと絞って、他のカテゴリーでも勝負していきたいと思います」

――これから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「負けてもともとなので、できるだけ大会に出ることかと思います。他の選手からすごく刺激を受けます。私もまだ1年しかしていませんが、皆さん一緒に健康になりましょう」

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