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「自然体で大会に出た」ボディビル75kg以下級を揺るがした元学生ボディビル王者の厚みと豪脚

泉風雅選手6月24日(土)、東京・赤羽会館にて『JBBF東京クラス別選手権大会』が開催され、75kg以下級に元学生ボディビル選手権王者の泉風雅選手(いずみ・ふうが/25)が会場を沸かせた。

【写真】圧倒的な身体の厚みと剛脚を誇り、抜きんでた存在感を放った泉選手

75kg以下級審査で泉選手が呼ばれると、観客席にどよめきが走った。かつて相澤隼人選手とも競った怪物が久しぶりに舞台に姿を現したのである。圧倒的な身体の厚みと剛脚を誇り、抜きん出た筋肉量を搭載していることがわかる。ステージのどこにいても一際存在感を放つ選手だった。

比較審査では一切の無駄な動きもなく規定ポーズをとり、フリーポーズではステージを大きく使って観客を魅了。元学生ボディビル王者の風格を見せつけた。
しかしながら、本人の大会への姿勢を一言で表すなら「自然体」。特別強い意気込みで挑んだわけではないという。

そもそもクラス別に出場を決めたきっかけは大学時代の友人の誘いだった。しかし友人は諸事情のため今大会の出場を断念、泉選手のみが戦いの舞台に立った。

本人曰く、「ボディビルというよりは、学生ボディビルに強く憧れていた。そこ(学ボ)から離れるとどこにモチベーションを保てばいいのかという気持ちもあった。でも今回大会出場を決めたので、ゆるっとまたボディビルを始めようと思った。今回クラス別に出場して、レベルの高さを感じたと同時に、自分の立ち位置を知れた。しばらく筋トレをしていない時期もあったので、自分に足りない部分も知ることができたと思う」と語る。

結果は、本人の予想が的中し第3位。これから控えている大会に向けてさらに準備を進めていく。

「もし今後またボディビル界に戻るのであれば、今までの経験を活かして選手を指導することもやってみたい。そのためにも、まずは一選手としての実績も積んでいくつもり」

泉選手は来月16日の東京選手権に出場予定だ。ここからさらに洗練された姿に期待がかかる。

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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