近年フィットネスブームに伴い、ボディコンテストに挑戦する人口は増えている。20代、30代といった若い世代だけでなく、40代、50代、60代を越えてからボディメイクを始め、大会で活躍する人たちもいる。今回は47歳で本格的にトレーニングを始めて、50歳で『ベストボディ・ジャパン』に初挑戦し、準グランプリを獲得した日渡謙一郎(ひわたり・けんいちろう/50)さんのトレーニングライフを紹介する。
【写真】家族が爆笑するほど筋肉質な日渡さん。アラフィフでもここまで進化する
日渡さんは47歳のときにダイエット目的で筋トレを始めて、80kgだった体重を約2年半間で65kgまで落とした。
「2年半で約15kgの減量をして、ウエストは89cmから70cmまで絞りました」
材料メーカーの研究室長をしながら週3日、1回2時間のトレーニング励む日渡さん。
「トレーニングは実験に似ていて楽しいです。インターネットや書籍などから情報を仕入れて、試してみる。結果が良かったものだけを取り入れていく。段々と自分に合った方法が見つかるのでやりがいがあります。また、研究では頭を使うので、仕事終わりのトレーニングはリフレッシュにもなっています」
デビュー戦となった『ベストボディ・ジャパン関東大会』では、見事な肩と背中で美しいアウトラインを演出していた日渡さんは、マッスルモデル部門マスターズクラス(50歳以上)で準グランプリに輝いた。
「背中と肩は褒められます。中でも肩のトレーニングは好きです。アーノルドプレスが好きで必ずメニューに入れており、この種目でデカくなった自覚があります」
日渡さんの家族は、自宅で日渡さんの身体をみると「マッチョすぎてヤバイ」と爆笑するほど。50歳で大変身を遂げた日渡さんは次の目標への意気込みを語ってくれた。
「日本大会で上位入賞を目指して、トレーニングを積んでいきます」
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:田中郁衣