バランスの取れた健康的で優雅な女性らしさを表現する競技・フィットモデル。イブニングドレス(左側にスリットがあり、背中が開いているもの)とワンピース水着を着こなし、魅力的な雰囲気が評価の対象になるこの競技で、7月16日(日)に開催された東京ボディビル選手権のフィットモデル163㎝以下級にて見事優勝を飾った瀧源舞(たきもと・まい/42)さん。フルタイムの仕事と両立しながらも結果を残した瀧源さんは、気持ちの“言語化”でポジティブな思考を持ち続けていた。
【写真】広告代理店OL・瀧源さんの人魚姫のようなワンピース水着姿
――東京選手権フィットモデル163cm以下級のご優勝おめでとうございます。今の感想をお聞かせ下さい。
「率直に嬉しく、ホッとしています。今年の目標としていた東京選手権を獲ることができて良かったです」
――瀧源さんは、普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか。
「広告代理店で働いています。フルタイムで9時から18時まで働き、忙しい時期は残業で21時まで働きつつ、トレーニングと両立して楽しんでいます」
――広告代理店は忙しいイメージがありますが、トレーニング時間はしっかり確保できていますか?
「基本的にはできています。今は週に6回ほどトレーニングを行っていますね。仕事で夜遅い時間になった時は、状況によって『30分でもやろう!』と思ってジムに行く時と、『もう遅いし、お弁当作りに時間を使おう』と思ってオフにする時があります。仕事によって柔軟に対応しています」
――仕事で十分にトレーニングができない時は焦ることはありませんか?
「そこまではありませんね。トレーニングや競技を続けるうちに、メンタルコントロールが上手くなってきたと思います。常にポジティブな思考になりましたし、負けるイメージを持っていると勝てないように、ネガティブな思考を持たないようにしています」
――競技にはどのような意識で取り組まれていますか?
「何年、何カ月も準備してきて、ステージに立つのはほんの一瞬なわけじゃないですか。なので計画的に準備することを最も心がけています。学生時代から夏休みの宿題は計画的に、すぐに終わらせてしまうタイプだったことも影響してそうですが(笑)。仕事もキッチリ、競技に対してもキッチリ準備するタイプです」
――「計画的に、ポジティブに」という意識で取り組まれていると。そのポジティブ思考はどのような方法で持ち続けていられるのでしょうか?
「私は文章を書くことが得意で、好きなんです。自分の今置かれている状況を言語化することで、適切な状況判断ができるようになります。その得意が仕事はもちろん、この競技でも生かされていると感じています。『自分の気持ちを言語化する』ということは私にとって必要不可欠な行為です。今後もうまく両立しながら、競技に挑戦していきたいと思っています!」
自分の気持ちをうまく整理している瀧源さん。それこそが仕事と競技を両立する肝なのだと語る。
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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介