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大型バイク乗りの26歳が徹底した食事管理の末、全国大会でメリハリ抜群の水着姿を披露し3位入賞!

関裕美選手(大会写真:中島康介、写真提供:関裕実)ダイエットに有効な手段の一つとして「食事内容の記録」がある。昨年、コンテスト出場1年目ながら4つの大会で優勝に輝き、9月17日に開催されたオールジャパンフィットモデル選手権では163㎝以下級で3位入賞に輝いた関裕美(せき・ひろみ/26)選手も、食材やカロリー、PFCなどの食事内容を正確に把握し、ボディメイクに成功した選手の1人だ。外食時にもカロリーを計って記録するという関選手が実践する実際の一日の食事例や、ダイエットを成功させるカギとは?

【写真】関裕美さんのメリハリ抜群の水着&ドレス姿、趣味のバイク写真

日が回ってもジムに行く!?

「仕事は家業を手伝っています。建築工事の中で、構造体の一種である鉄骨を製作する会社で、いわゆる鉄工所です。私は主に事務をしていて、だいたい仕事が終わるのが19時ごろなので、いつもそれからジムに向かっています。繁忙期は工場作業を手伝うことになるので、仕事内容も肉体労働にかわります。ピーク時は日が回りそうな時間になることもありましたが、それでも仕事後にジムに向かっていました(笑)」

モチベーションの源泉は、身を置く環境にあった。

「大会出場を決意した時に、MAXGYMという世界や日本で活躍する選手が多いジムに所属しました。所属選手になってあえてレベルの高い環境に身を置くことで、『トップ選手に劣らない身体にならなければならい』という気持ちにさせてくれたのが、トレーニングに対する一番のモチベーションとなっています」

食事はグラム単位で1年間管理の徹底ぶり

競技歴1年目にして4大会で優勝した関選手。ダイエット中は何を食べたかを細かく管理しているという。

「減量がスタートした時に、トレーナーさんに食事の記録をつけた方がいいとアドバイスされ、それを今でも毎日継続しています。最初はメモをしていましたが、今はスマホアプリで細かく管理するようになりました」

カロリーなどは管理する一方、食材は飽きてストレスにならないような工夫も。

「減量中は1700kcalからスタートし、最終的には1400kcalまで落としてそれ以下にならないようキープして減量を進めました。有酸素はせず、たんぱく質を多めに摂取しています。『何を食べたか』は細かく管理するのですが、食べる食材はガッチリ固定しておらず、たんぱく質なら鶏胸肉を中心に、牛肉、豚肉、鮭、刺身などを一日ごとに食べたり朝昼晩で食べ分けたりと、飽きがこないように気分で変えるようにしていました」

自分に合うカロリーや食材を正確に把握したことが、関選手の昨年の結果に繋がっている。

「減量中の外食時もすべて測るようにしていて、例えばスシローに行った際はアプリでお寿司のPFCを調べてアプリに入力していました。私は性格上、半端にできないといいますか……(笑)。逆に1日のトータルカロリー(自分が決めたPFC)以内であれば何を食べてもいいわけなので、その為に細かく管理するようにしていました。また、コンディションがよかった時期は何を食べていたのか、だったり大会当日は何を食べたらパンプしたのか、という情報を溜めておくことで、減量にとても役立っています」

関選手が考える、ダイエット成功のカギは「食事管理」と「目標」。

「大会に出なくても、ダイエットをする人は『1日の摂取カロリー』を管理した方がいいと思います。今はアプリで簡単に食べた物を記録できますし、毎日の体重計測の記録と合わせて、どのくらいのカロリーを取れば痩せていくという情報も蓄積されていくと思います。あとは目標を具体的に立てることですかね。『3カ月で5㎏痩せる!』といったように具体的な数字の目標を立てて、期限を決めること、それを周りに公言するとさらに達成しやすいかと思います」

楽しみを見つけると、ダイエットも苦ではない

大型バイカーの関裕実選手

「父がバイク乗りで、その影響で高校卒業後に中免を取りに行き、今は主人と一緒に大型バイクに乗っています。カメラも好きなので、ツーリング先では一眼レフでバイクとの写真を撮影しています。その写真をSNSで発信することで共通の趣味をもった人の輪も大きくなってきました。愛車はKAWASAKIの『zx-6r』で、将来はBMWの『s1000rr』に乗るのがひそかな夢です(笑)」

関さんは「楽しみながら、気づいたらダイエットになっている」という状態がベストだと語ってくれた。

「登山も父と主人と3人でよく行くのですが、これが楽しく有酸素運動できて、とても減量時に役立っていると感じています。普通に行えば辛い有酸素運動も、楽しみながら行えば本当に気が楽で、ストレスも減って痩せやすくなります。なので登山ではなくても、そういった自分なりの楽しみを見つけることがストレスの少ないダイエット成功の一番の秘訣だと思っています」

「また、昨年の成績を残せたのは、一番は家族の応援が大きかったと思います。昨年は出場したすべての大会に応援に来てくれて、『みんなが見に来てくれるから頑張ろう』という気持ちが減量中の活力になっていました。また、家族が私の大会結果を話の種にしてくれるので、競技そのものを知ってもらえる機会も増えてきました。とても感謝しています」

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■ある日の一日の食事メニュー

朝食:
バナナ(93kcal)
切餅(114kcal)
ホエイプロテイン(113kcal)

昼食:
鶏胸肉皮無し(145kcal)
白米(125kcal)
味噌汁(56kcal)
焼き魚(35kcal)
オクラ(9kcal)

夕食:
おにぎり(180kcal)
鶏胸肉皮無し(135kcal)
味噌汁(56kcal)

間食:
プロテイン(102kcal)
BCAA(20kcal)
バナナ(93kcal)

総カロリー:1326kcal

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:関裕美

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