「背中が大きく変わったのはチンニング(懸垂)、ヒップアップにつながったのはスミスラックでのワイドスクワットです。チンニングはアシストありから始めて、現在は自重がようやくできるようになってきました。お尻に関して、以前はお尻に特化した種目を行っていましたが、脚全体を鍛えるようになってからのほうが見た目の変化が大きくなりました」
【写真】トレーニングは年齢をこえて進化できる!平野京子さんのステージショット
ベストボディ・ジャパンにて活躍する平野京子(ひらの・きょうこ/42)さん。背中とくびれからお尻の美しさが出場を経るごとに強化される注目選手である。
「パーソナルを週に1回、自主で2、3回の、週に4日ペースでジムに行っています。トレーニング内容も変わりコンディショニングを取り入れるようになって、ボディラインの変化も実感しています。失敗談として、トレーニング頻度を増やしたタイミングでウエストのくびれを作る目的のウエストシェイパーを使用し始めたところ、食道裂孔ヘルニアになってしまいました」
「現在、トレーニングは食後最低2時間空け、ウエストシェイパーの使用をやめたことで症状が改善しました。私自身の体質に問題があったのかもしれませんが、限られた時間のなかでタイトなスケジュールで結果を求めて無理をしてしまったからかなと反省しています」
食事について、平野さんは二人の娘を持つ母であり、もっぱら「家族で一緒に食べられるもの」をメインにしているという。
「娘たちと少しでも一体感を持ちたいという気持ちで夕食は色んな食材を取り入れたメニューで一緒に食事をしますが、成長期の子どもが好むメニューを一緒に食べる際は、朝・昼で栄養を調整するようにしています。また、昨年までは仕事にお弁当を作って持っていくことはほとんどなく、ランチはほぼ外食をしていましたが、鶏胸肉やささみをメインにしたお弁当を作ることが習慣化しました。外食は回転寿司が多いです。サイドメニューが豊富で子どもの満足度も高く、自分も高たんぱく低脂質のものを選びながら量を調節できるので」
「ストイックになりすぎて家族と全く異なる食事をとっていた時期もありましたが、今はより一般的な食卓に近く低脂質な食事をするというところに落ち着きました。気をつけていることは、お水をたくさん飲むことです。体内の循環が滞るとむくみが出たり便秘をしたりと体調に支障がでやすいなと感じます」
今後の目標は、「自分の身体の進化に合わせたカテゴリーの模索」だという。現在、細身の美しさが求められるモデル部門に出場する平野さんだが、多種多様な部門やコンテストがあるなかで最も自身が輝ける場を探したいと語った。
「やはり大会に出場する以上は、作り上げた身体が求められる場所にいきたいと考えています。結果に繋がらず落ち込むときもありますが、自分の努力を信じてこれからも頑張っていきたいと思います」
次ページ:トレーニングは年齢を超えて進化できる!平野京子さんのステージショット
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
-ベストボディ選手, コンテスト
-BBJ, ベストボディジャパン