9月22日(日)、高知県立県民文化ホールにて『ベストボディ・ジャパン2024高知龍馬大会』が開催され、上志幸(じょうし・ゆき/57)さんが、モデル・ジャパン部門、クイーンクラス(50~59歳)で準グランプリを受賞した。
ベストボディ・ジャパン協会が運営するボディコンテストのモデル・ジャパン(MJ)部門は、女性の場合ウエストにくびれのあるスリムな身体かつ、バランスのとれた肉体美と見た目の美しさが評価される大会だ。
ウエストからヒップにかけてのラインが美しい、大会出場歴4年の上志さんの目標は「日本大会でグランプリを獲ること」!
「準グランプリという結果は正直、悔しい気持ちもあります。昔から悩んでいるO脚の改善や身体の歪みを修正しながら、選手として日本一を目指したいです。大きな目標ですが狙わないと獲れませんから、日本一に向けて頑張ります!」
ボディメイクのきっかけは「更年期になり、身体の不調が色々と出てきたから」と上志さん。
「趣味でフラダンスをしているものの『このまま年を重ねていくと、どうなるのか?』という不安と危機感を感じて、筋トレを始めました。姿勢の悪さも気になっていたので、そこを改善したい思いもありましたね。ボディメイクを進めていたところ、お世話になっているトレーナーさんにボディコンテストの出場を勧められました。迷っていたのですが、ジムで合トレをすることもある娘に『何歳になってもチャレンジが大切!』と背中を押され、出場することを決めたのです」
ボディコンテストに興味はあったが、最初は「ビキニを着用してステージに立つこと」に抵抗があったと上志さんは話す。
「あと、挑戦する自分の年齢も出場を迷う要因でした。しかし一度出てみると、今は『何をあんなに恥ずかしがっていたのだろう?』と不思議に思うくらいです。最初に出場した水戸大会で、私の羞恥心はステージに置いてきたのかもしれません。同世代で美しく、強い選手の方々に良い刺激をもらえるので、大会に出場して良かったです!」
「フラダンス歴は10年」という上志さんは、ボディコンテストに出場するようになって、色々と変化を感じている。
「これまでもフラダンスでステージに立つことは多くありましたが、どれも順位が付かないステージでした。ボディコンテストは順位が付くので、毎回とても緊張します。逆にフラダンスのイベントでは緊張しなくなりました。私はフラダンス時代から、ステージング中はハワイの女神たちをイメージするようにしています。今回はヒイアカ(フラダンスの女神)を自分なりに解釈して演じました。ヒイアカは穏やかで優しいのですが、芯のとても強い女神です。ボディコンテストに出るようになってから『あなたには、華があるね』とよく言われるようになりました」
「私の身体つきは、ベストボディ・ジャパン部門とモデル・ジャパン部門の中間で、評価が難しいのかも」と話す上志さん。
「ベストボディ・ジャパン部門にしては小さいが、モデル・ジャパン部門にしては大きい、どちらともいえないサイズ感なのです。昨年はどちらの部門に寄せてボディメイクするかを迷った末、モデル・ジャパン部門へ出場することを決めました!決断の背中を押してくださったのは、ベストボディ・ジャパン副会長の福村あけみ先生です。福村先生の『長所も短所も自分自身。そこをさらけ出せる人が強い』と仰られていた言葉が心に響きました。私も自分の短所をさらけ出す勇気を持って、てっぺんの景色を目指して努力します!」
取材・撮影:山口夏織
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