ボディコンテストブームと言えるほど、コンテスト団体、カテゴリー、開始する大会数は増えている。特に女性がボディコンテストに出場するというのは10年前はほとんどなかったのが、ベストボディ・ジャパンを筆頭に年々増えている。ではなぜ女性たちはボディコンテストに出場するのだろうか。ベストボディ・ジャパンが主催する『モデルジャパン首都圏大会』で準グランプリに輝いた千田真子(せんだ・まこ/31)さんに話を聞いた。
2児の母でエステティシャンの千田さんは産後の身体のたるみを気にするも仕事・育児の多忙さから、ボディメイクをすることを半ば諦めていたというが、職場の先輩でボディコンテストに挑戦する池田歩美さんの姿に憧れを抱き、一歩踏み出したという。
「池田さんがとてもきれいで美しくて、それでいて大変な努力をしていました。私も池田さんのようになりたいと思い、ベストボディ・ジャパンに一緒に立つことを決めました」
ボディコンテストに出場するハードルは高いと感じる人も多いと思うが、千田さんもその一人だった。しかしベストボディ・ジャパンを知ると自身の理想に近い人たちがステージに立っているという現実が千田さんの背中を押した。
「以前、ダイエットをしたときに極端に絞り過ぎてしまい、自分のなりたい身体とはかけ離れてしまった経験をしました。しかし、ベストボディ・ジャパンのステージに立つ方々はみなさん健康的にメリハリのある身体をしていて、自分もそうなりたいと思いました」
理想を体現する人たちの世界に飛び込むことで、千田さんは自分の理想を叶える選択。では実際、健康美を得るために何をしたのか。
「ただ痩せるのではなく、くびれなどは引き締めてお尻などは丸みをもたせる。食事なども無理はしない。だけど努力をする」
また、肩幅がコンプレックスだという千田さんはボディコンテストに出場することによって魅せ方で解消したという。
「姿勢を改善することで広い肩幅がコンプレックスではなくなりました。良く見せるための立ち方を学んで、骨格を言い訳にしてはいけないと感じました」
池田さんへの憧れからボディコンテストの世界に飛び込んだ千田さん。
「コンテストに出てから生活習慣も良くなり、自分に自信が持てるようになりました。きれいになりたいと思ったあのときの気持ちに蓋をしないくて本当に良かったです」
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋賢