ベストボディ選手 コンテスト

乳がんステージ4でも目指すは「60歳になってもビキニが着られる身体」 なりたい身体に向けてトレーニングを変え進化した52歳

「トレーニングをしていく中で自分の身体と上手に向き合えるようになりました」

そう話してくれたのは、8年前に右胸を切除し、乳がんのステージ4と戦っている大畑たまき(おおはた・たまき/52)さん。以前の取材では、「人生おもしろく生きたもん勝ち! 同じ乳がんで頑張っている方にも明るいニュースをお届けしたい」との思いもあり、2022年からベストボディ・ジャパンに出場していると教えてくれた。

【大会写真】大畑たまきさんの引き締まったしなやかな身体

自身の身体と心と向き合い、なりたい身体に向けてトレーニングに取り組んでいる大畑さん。ベストボディ・ジャパンの中でも、筋量が多い身体が求められるカテゴリーから、しなやかな身体が評価されるカテゴリーに出場を変更。変更後初戦のベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2024千葉・君津大会』クイーンクラス(50歳〜59歳)では2位の成績を残した。

「フィットネスモデルに出場していたときは、アウターの筋肉に意識を向けてたんですが、モデル部門に挑戦するにあたって、インナーマッスルを意識できるようなトレーニングを多く取り入れました。しなやかな身体を作りたかったので、ヨガのポーズなどを取り入れてきました」

元ヨガインストラクターの大畑さんは、その当時のしなやかな体型を振り返り、今大会に向けて再度取り入れたという。ヨガ以外のトレーニングについても伺った。

「例えば種目で言うと、ステーショナリーランジをゆっくりやったり、あとはステーショナリーランジから少しひねりの動作を加えたりしています。バランス感覚を養いながらできるようなトレーニングと柔軟性を少しプラスできるようなトレーニングに切り替えました」

娘さんも大畑さんと同じ看護師でベストボディ・ジャパンに出場するなど、親子でコンテストに挑戦している。そんな大畑さんの目標はトレーニングや大会への出場を続けること。

「52歳になったんですけども、60歳になってもビキニが着られる身体を維持すること。第一は健康なので、無理せず生活のスタイルに上手にトレーニングを取り入れていきたいと思います」

大畑たまきさん

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋賢

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