「毎朝散歩する。これだけでも十分ボディメイクになります」。そう語るのは、11月24日(日)に東京・両国国技館にて開催された『ベストボディ・ジャパン日本大会』のベストボディ部門ウーマンズクラス(40歳~49歳)で4位入賞した元レースクイーンの田中多佳子(たなか・たかこ/44)さん。メリハリある曲線美ボディで健康美を体現する田中さんは、「小麦粉を一切摂らない」など徹底的な準備で身体を作り上げてきた。
田中さんは2022年にモデルジャパン部門で日本一を経験し、日本代表選手に選出されていた。そのため2023年からはベストボディ部門での挑戦を開始し、昨年は2位、今年は4位でシーズンを終えた。
そんな田中さんは2024年の日本大会へ向け、徹底した食事管理を行ってきたという。
「昨年まではピラティスを活用して体幹や肋骨の動きを意識していましたが、今年はさらに小麦粉を完全に排除するという食事法を取り入れました。醤油の成分まで厳選するなど徹底した結果、身体の締まりが2023年に比べて格段に良くなったと感じています。また、セルフマッサージやケアにも力を入れました。目指す身体は”峰不二子ボディ”です!」
田中さんが実際に行っていたのは、日常生活にお尻トレを取り入れる方法だ。「キッチンに立っているときや歯磨き中、片足立ちになって膝から身体の外側にパカパカと開閉する、マシンのアウターサイを立って片足で行うイメージで継続してきました」
その動きを取り入れたのにも理由があった。
「日本人は骨盤からお尻までの距離が長く、お尻が横に広がりにくいと思っています。そこで中殿筋を意識して横方向への動きを積極的に取り入れました。こうした習慣が大会での評価につながったのではと思っています」
また、田中さんは福岡県飯塚市でピラティススタジオを開いている。「自分時間の駆け込み寺」をコンセプトに、運動の入り口として主に30代から50代の女性たちの健康をサポートしているという。
「私自身、もともと運動が苦手だったので、スタジオを訪れる方々にも『できないこと』より『できること』に目を向けてほしいという思いがあります。特にお尻を鍛える“桃尻レッスン”は人気で、姿勢改善や痛みの緩和を実感していただける方が多いです」
田中さんの来年の目標は日本一。「40代の私たちが盛り上がることで、同年代の方々に『年齢に応じた美しさは出せる!』と感じてほしいです。来シーズンも全力で挑戦し、ベストボディジャパンで2部門制覇を目指したい」と意気込んだ。
最後に、全国から健康的な美しいボディを作り上げてきた選手たちが集う日本大会でも上位の活躍を続ける田中さんが考える、ボディメイク成功において最も重要なコトとは。
「一番は継続することだと思います。そのためには“ハードルを上げすぎない”ことが重要です。私も実際1年間続けたことが、『毎日朝散歩する』ということでした。スキマ時間でのお尻パカパカもそうですね。それだけでも十分ボディメイクになりますし、続けることで自分の自信の貯金にもなるし、カラダが変わってくると思います!」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋 賢
-ベストボディ選手, コンテスト
-BBJ, ベストボディジャパン