ボディコンテストで活躍する選手を取材する当メディアの投稿型企画「私のコンテストデビュー戦」。本企画では、現在コンテストで活躍している選手に自身初コンテストを振り返ってもらった。
「何歳になっても遅いことはありません。自分がやりたいと思ったことは、誰になんと言われようともやってみるべきです!」
還暦の記念にコンテスト出場を決めた渡辺理香さん(わたなべ・りか/61)さんは、なんとトレーニングを始めたのも58歳から。
「筋トレは何歳から始めても遅くない!」という言葉を自分自身で体現し、その美貌で証明している。
「周りから若返ったと言ってもらえることが多くなりましたし、自分でも生まれ変わった気分です。人前でビキニを着るなんて数十年ぶりで抵抗もありましたが、同年代の選手が美しい身体でビキニを着こなしているのを見て、もっと頑張らないと、と奮い立たされました」
初挑戦は2023年ベストボディ・ジャパンが主催するモデルジャパン千葉大会。初戦で見事優勝を果たし、勢いづいた渡辺さんは、その後も3大会で優勝。
そしてその年に行われた日本一を決める大会でも優勝し、筋トレを始めてわずか1年足らずで、プラチナクラス(60歳〜年齢無制限)の顔になった。
「人前に出ること、ステージに立つことなんて人生で一度も経験したことがありませんでした。コンテストに出場していなければ、こんな自分に出会えることもなかったので、応援してくれた家族と、大会環境を整えてくださった皆さんに感謝しています」
そして2024年の年末には、初孫誕生というもう一つのうれしい還暦祝いのプレゼントが届いた。家庭に競技に大忙しの渡辺さんは、また次のコンテスト出場に関しても意欲的。
「トレーニングはしっかりと続けているので、いつでもステージに立てるようにコンディションを整えていきたいと思います。まだまだ孫にも美しい姿をみせられるおばあちゃんでいられるように頑張ります!」
文:林健太 写真提供:渡辺理香
パーソナルトレーナー、専門学校講師、ライティングなど幅広く活動するマルチフィットネストレーナー。マッスルゲートにも出場経験あり。