ベストボディ選手 コンテスト

「漁師妻」がとれたて海鮮で作った美しいシックスパック 競技1年目でボディコンテスト全国トップ10入り

北海道・サロマ湖からフィットネス界に新星が現れた。夏川真規子(なつかわ・まきこ/38)さんは、昨年、ボディコンテスト『ベストボディ・ジャパン』に初登場し、競技1年目にしてフィットネスモデル部門において全国トップ10入りを果たした。シャープなくびれと6つに割れた腹筋を持つ、美しくマッシブな肉体の造形法に迫った。

【写真】夏川真規子さんの美しいシックスパック

ジム通いのきっかけは「子どもの送迎ついで」

「ジムに通うようになったのは、子どもの習い事の時間を自分のために使いたいと思ったのがきっかけです。そこではアタックやボディコンバット、コアなどのリズミカルな運動や有酸素ができるレッスンがあり、それにハマりました」

その楽しさは相当だったようで、「通い始めて半年で目標体重をあっさり達成。その後は痩せすぎて周りから心配されました」と笑い話になっているという。そこで、有酸素運動ではなく筋トレをすすめられウエイトトレーニングをしたところ、さらに情熱が開花。「今では3時間トレーニングすることもある」ほど、またもやハマったという。

「トレーニングは大好きです。筋肉は裏切らないので、成果を実感できる瞬間を楽しみにしながらやっています」

海の幸満載!漁師の妻ならではの食事管理

夏川さんのボディメイクを支える食事は、夫が毎日獲ってきてくれる海産物や、近隣の方からお裾分けされる魚介類が主役だ。インスタグラムには様々に調理された華やかな海の幸が載る。16歳で結婚した当初は、エビの足も取れないほど調理に抵抗があったというが、「とにかくできるようになるまでやる」方式で習得。今ではカシラ付きの魚を一本軽々と捌く。そんな彼女の食事管理には、もう一つユニークな考えがある。

「食材によって、全然絞ったときの見え方が違うんです。お肉で仕上がる身体と、魚で仕上がる身体は全然違います。白米とかぼちゃでもそうで、その発見と試行錯誤がとても面白いです」

夏川さんの話と料理からは、過酷で簡素になりがちな競技者の食事とは思えない純粋な好奇心がとにかく伝わってくる。

「大会は非日常の魅力」

元々通っていたジムの閉鎖を機に、新しいジムで出会ったトレーナーの勧めで大会出場を決意した夏川さんだが、昨年トップ10入りは「正直悔しかった」と本音を明かす。ただ、出場してみて感じた大会の魅力は夏川さんを虜にしたという。

夏川真規子

「漁師町で日々暮らす自分にとって、キラキラした夢のような非日常でした。トップを戦う方たちから学ぶことも多く、改善点もたくさん発見できた、とてもいい機会でした」

トレーニングも減量も大会も、「全てを楽しんで体当たりで取り組む」いうこの夏川さんの姿勢が、躍進につながっているのではないだろうか。夏川さんは最後に、「今年は去年よりもいい成績を残したいです!」と朗らかに決意を示した。

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取材:にしかわ花 写真提供:夏川真規子

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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