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32歳の高校教師が「毎朝4時」からの筋トレで作り上げたビキニボディ 菓子パンばかりを食べ「隠れ肥満」だった過去も コンテスト2位にまで成長

2023年から宅トレによるボディメイクにチャレンジしているなぎ(32)さんは、その翌年にはボディコンテストに参加するまでに身体が変化した。なぎさんは中学校と高校の教師という多忙な生活を送っているが、毎日のルーティンに自宅での筋トレを取り入れることで、自分史上最高のボディを更新し続けているという。そんななぎさんに、食事管理や宅トレでのボディメイクや失敗談についてお話を伺った。

【写真】なぎさんのスラリと伸びた手足が美しいビキニ姿と着物姿

なぎさんは昨年、ベストボディ・ジャパン協会の運営するボディコンテストのベストボディ・ジャパン職業別(教師)部門に初挑戦し、2位に入賞した実績がある。

自宅でボディメイクを始めたきっかけは「食生活の乱れによる『隠れ肥満』の解消だった」と話す、なぎさん。

「仕事が忙しく食事に気を遣えなくなり、菓子パンやお菓子を食べる機会が増えていました。よく利用していたのは、コンビニの4個入り菓子パンです。朝に1個食べ、昼に2個とカロリーメイト、夜に最後の1個とグラノーラに野菜ジュース……といった食事でした。糖質&脂質まみれの食事内容でしたが、当時は『野菜ジュースも飲んでいるから健康的』くらいに思っていました。見た目は細かったのですが健康診断で血中コレステロールと中性脂肪の数値の高さを指摘され、隠れ肥満だと気付いたのです」

隠れ肥満と判明し食事改善に着手した、なぎさん。身体の変化を目の当たりにし『汝は汝の食べたものでできている』という、ボディメイクの真髄を理解したそうだ。

「食事改善は極端な食事制限ではなく、PFCバランスを考え、カロリーよりも栄養素や塩分量に重点を置くようにしました。例えば、朝は納豆・米・みそ汁・蒸し野菜、昼はオートミールリゾットやプロテインマグケーキ、蒸し野菜、鶏むね肉や魚など、おやつにふかし芋、夜もタンパク質を意識したおかずに雑穀米などを食べています。夜は帰りが遅くなるので、お弁当を持参することも。体重はあまり変わりませんでしたが、明らかに身体のラインが変わり、引き締まっていく実感がありました」

自己流で始めた宅トレを1年続けるも、成果を感じられなかったどころか「前モモが張ったり、巻き肩や反り腰が悪化したりした」というなぎさんは、パーソナルトレーニングを受けることにしたそうだ。

「宅トレ初心者のころ、何をしたらいいか分からずネットで検索したところ、『まずは腹筋やブルガリアンスクワット!』という情報が多かったので、必死でやり込みました。しかしフォームが悪かったようで、前モモとふくらはぎが発達し、反り腰も悪化。アブローラーをやり込んだことで腹筋は6つに割れたものの、巻き肩が悪化し姿勢も悪くなっていました。そこで月に一度パーソナルトレーニングに通うことに。正しいフォームや、今の私に必要なストレッチの方法を学んだことで、ボディラインがみるみる整っていきました」

「宅トレは日々のルーティンで、朝に必ず行います」と話すなぎさんの起床時間は、朝の4時。

「目覚めたら真っ先にリビングの筋トレスペースへ移動し、まずはフォームローラーで身体をほぐすことから始めます。20分ほどかけて念入りにほぐしてから、クラムシェルやヒップリフトなど、腰への負担が少ない種目で下半身を鍛えます。私は骨格ストレートタイプで、ウエストは56cmなのにクビレが目立ちにくい体格でした。ドローインでの肋骨締めを続けたことで、くびれが強調されたように思います。ちなみに筋トレは基本的に自重で行い、ダンベルなどは使用していません」

なぎさん

なぎさんは、ボディメイクを始めたことで好きな服や着物を着る楽しみ方がより広がり、「美しい着こなしのための身体づくり」が新たな目標になったと話す。

食事管理により、隠れ肥満を解消!正しいフォームで毎日続けた宅トレによりボディラインは整い、正しい姿勢を維持できるインナーマッスルが強化されたなぎさんの体験談は、忙しくてジムに通えない方々の希望になるのではないだろうか。

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取材:山口夏織 写真提供:なぎ

執筆者:山口夏織
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。

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