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「毎日5000人」が注目!人気ポコチャ配信者の53歳の若返りがすごい 「ジム通いゼロ」で体重17.8kg減の方法

ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」で人気の配信者・「りか はこや」こと田中理香(たなか・りか/53)さん。毎日5000人もの視聴者を集め、月間来場者数トップ争いを繰り広げる彼女は、ベストボディ・ジャパンにも出場する美しい身体の持ち主だ。

【写真】53歳とは思えない田中理香さんのしなやかボディ

配信では自身のボディメイク知識や経験を惜しみなく発信し、30分ごとの体操で視聴者と共に汗を流す。だが、その輝く姿からは想像もつかない苦難の過去があった。

不調の日々・肥満体からの脱却

田中さんがボディメイクを始めたのは48歳。

「当時はとにかく体調が悪く、寝ても覚めても身体のこわばりと浮腫に悩まされていました。医者に行っても原因がわからず、対処法として運動と痩身を薦められました」

当時の体脂肪率は40%を超え、ウエストは80cm以上。そこから田中さんの試行錯誤の日々が始まった。

ジョギングや脂質制限、脂質メインの食事制限など、あらゆるダイエットを試したものの失敗続き。「昔はジョギングが趣味でしたが、有酸素運動では以前のような効果は無く、脂質メインの食事や、糖質制限で体調を崩してしまって」と当時の苦節を振り返る。しかし、脂質制限と深部リンパマッサージにたどり着いたとき、転機が訪れた。

「老廃物が抜けた感じで、体調が良くなり、5kgほど一気に痩せたんです。そこでやる気が出て、もっときれいな身体になりたいと思いました」

日常にトレーニングも取り入れ始めた。とはいえ、膝の負傷歴があったため、歯磨き中に膝を軽く曲げることからのスタート。曲げる回数を5回、10回と少しずつ増やしていった。

自宅で築いた理想の身体と継続の秘訣

驚くべきことに、田中さんはジムに通わず、自宅でのトレーニングと食事管理だけで現在の身体を作り上げた。

「でも、自己流でいざ痩せてみると『太っていたときより醜い、ダルダルの状態』でショックでした。悩んだ末にX(旧Twitter)にダイエットアカウントを開設し、情報収集していたところ、とあるベストボディ・ジャパンに出場する選手のビフォーアフター写真に出会いました」

同年代の自分と同じような肥満体から、彫刻のように変化を遂げた美しい女性を見て奮起。その理由を探った。

「辿り着いたのは筋トレとPFC(タンパク質・脂質・炭水化物)管理です。また、通信講座で筋トレ・ヨガ・ピラティスインストラクターや筋膜リリースの資格も取得し、身体への理解を深めました」

自宅にダンベルやバーベルを揃え、特に下半身を強化。ヒップスラストやスクワットを重点的に行った。このころには、歯磨き中の自重トレーニング習慣は、3分間の空気椅子ができるまでに進化していた。

「継続の秘訣は『成果を可視化する』ことです。毎日カレンダーに丸をつけて、自分で自分を褒めました。大人になると丸をつけてもらう機会がないので新鮮で、成功体験が積み重なるごとに自己肯定感が上がりました」

さらに、料理中のつま先立ちや休憩時間のストレッチなど「ながらトレ」を取り入れ、「日常の中で無理なく続けられるもの」を積み重ねていった。成果は鮮やかな変貌で現れた。一年半で体重17.8kg減、体脂肪率は12%へ。美しい身体をステージで披露するまでになった。

※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。

田中理香さん

健康を届けたい、未来へ広がる夢

現在、田中さんは配信だけでなく、公民館で近隣住民向けの健康指導も実施している。

「公民館に来て不調が改善したという声をもらうと本当にうれしいです。今後は活動の規模を拡大し、YouTubeチャンネルを開設してさらに多くの人に健康と運動の素晴らしさを伝えたいです。53歳でもここまで変われるということを、もっとたくさんの人に知ってほしいですね」

田中さんの挑戦の軌跡は、年齢や環境を言い訳にしない生き方の証明だ。

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取材:にしかわ花 撮影:田中理香さん

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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