ベストボディ選手 コンテスト

「太り過ぎて膝が痛い」状態から20kg減量 日焼け肌マッスルビューティーボディで魅せる

高橋夏海(たかはし・なつみ/34)さんは、昨年、ベストボディ・ジャパンのフィットネスモデル部門(健康的で筋肉質な女性美を競うカテゴリー)で頭角を表した新星だ。

【写真】高橋夏海さんの日焼け肌マッスルビューティーボディ

コンテスト歴わずか1年で地方戦優勝、全国大会トップ10入りを果たした高橋さんは、実はコロナ禍で肥満体型に悩み、膝の不調に直面した過去を持つ。20kgの減量と筋肉量アップを実現した過程を振り返り、食事とトレーニングの工夫を紹介したい。

「コロナ禍で家にこもりがちな生活が続き、宅食に頼る日々を送っていました。体重がどんどん増えて160cmで67kgに達し、膝の痛みに悩まされるようになりました」

ダイエットを一念発起したきっかけは、友人の結婚式だった。一時的に体重を落としたものの、すぐにそれ以上にリバウンド。そこで高橋さんは、「ボディコンテストに出ることになれば本気で痩せられる」と、2023年にベストボディ・ジャパンへの挑戦を決めた。

「通い放題制のパーソナルトレーニングに週に5〜6日通うとともに、ケトジェニックダイエットを始めました。ラム肉を中心にした肉とチーズで固定した食事と、毎週末の焼肉を楽しみながら、3カ月で8kgの減量に成功しました」

しかし、担当である吉川豊トレーナー(body design salon CHANCE所属)に「筋肉量も落ちている」との指摘を受け、食事法を見直すことに。ケトジェニックからローファットダイエットへ移行した。朝は納豆卵キムチご飯、昼と夜は低脂質のルーを使った無水カレーというメニューの提案を受けて試したところ、非常に自分に合っていたという。

「同じものを食べ続けられるなら、食事固定がダイエットに一番」と高橋さんは語る。この方法でさらに12kg減量し、体重を47kgまで落とした。

「食事管理以外では、毎朝20分の半身浴を習慣化し、雨の日でも関係なくできるようにエアロバイクをリサイクルショップで購入して、日々30〜50分の有酸素運動を行いました。モチベーションになったのはベストボディ・ジャパンを通じて新たな仲間に出会ったことです。ランチ会を定期的に開いて、情報交換をしたりトレーニングや食事の悩みを話してお互いを高めあってきました。家族や友人やジムのトレーナーさんたちの支えのおかげで、ここまで来れたと思います」

高橋夏海さん

自分の体質に合った食事の模索と、仲間に支えられた地道な努力の継続で高橋さんは念願の引き締まった身体を実現し、今年はさらなる成長を目指す。

「今シーズンに向けては、無水カレーに代わって業務スーパーのカレーペーストとココナッツオイルで作るグリーンカレーを新しい定番にしました。筋肉量が増えたので、新たな挑戦も視野に入れて、楽しんでいきたいです」

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取材:にしかわ花 写真提供:高橋夏海

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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