5月25日、所沢市民会館ミューズで行われたベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2025さいたま大会』。レディースクラス(30〜39歳)では、神吉薫(かんき・かおり/36)さんがグランプリに輝いた。また同日開催のベストボディ・ジャパンでも4位入賞を果たしている。
「ベストボディ・ジャパンへの初エントリーは先日、4月13日に行われた千葉大会。モデルジャパン部門に出場、5位で入賞することはできましたが、大会への理解が足らないことなどからの準備不足を痛感。悔いが残る苦い思い出となりました」
神吉さんはこの千葉大会後すぐ、尊敬する講師からフィードバックを受け課題を客観化。背中と内腿を中心に鍛えることで姿勢や脚のラインを整え、また歩くスピード、目線、表情、所作といったステージでの魅せ方も徹底的に見直した。この約1カ月半の取り組みを経て、満を持して2度目の挑戦となった今大会で見事優勝!目標としていた日本大会出場権を手にした。
「今回は満点でのグランプリ!本当にうれしかったです。日本大会での入賞を目標に、これからも引き続きボディメイクやステージングの強化を頑張っていきたいと思います」
具体的には内腿強化の継続やお尻の上とサイドにボリュームを足すトレーニング、そしてまだ慣れないフリーポーズのレッスンにも取り組みたいと話す。
「あとは研究も大事だと思っていて、ネットやSNSなどでとにかくたくさんの選手の身体やポージング、ステージングを見て、ひたすらにイメトレしています(笑)」
現在、7歳、5歳、4歳の男の子を育てる母でもある神吉さん。
「育児は楽しいけれど、ついつい自分のことはあと回し……。自由な時間もないし、と最初は勝手に諦めていたのですが、ボディコンテストに挑戦してキラキラと輝いていた友人の姿や、何歳になっても夢を追う身近な人のライブ空間の興奮などに刺激を受けて家族に相談してみたら、“頑張ってみなよ!”と応援してくれて」
そこで昨年9月から本格的に、大会出場に向けたトレーニングとレッスンをスタートした。妊娠・出産に伴う10kg以上の体重増も主に食事のコントロールで戻してきた神吉さんにとって、本格的なトレーニングに取り組むのはこれが初めてのことだと言う。
「トレーニングや大会出場に向けた準備・調整などと育児の両立は大変ですが、トレーニングの時間の充実感や身体の変化、そして大会の楽しさに完全にハマっています(笑)。そして、"いくつになっても目標に向かって頑張る姿はステキなんだ”ということを、この背中で子どもにも伝えられたら!と思っています」
取材:大塚真奈美 撮影:舟橋賢
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