「私は美容関係でもトレーナーでもなく、ごく普通の会社員でウォーキングやポージングも全くの未経験でしたが、きっかけ次第で人は変われることを証明していきたいと思っています」
7月6日、京都パルスプラザ・稲盛ホールで『ベストボディ・ジャパン2025京都大会』が開催された。ウーマンズクラス(40~49歳)ではベストボディ・ジャパン出場3年目の大畑身江子(おおはた・みえこ/46)さんが、岐阜大会、石川・金沢大会に続いて今年3回目の準グランプリに輝いた。
大畑さんが健康診断E判定、161cm74.5kgからダイエットを始めたのはちょうど4年前の7月。コロナ禍で完全個室のマンツーマンでトレーナーのサポートを受け、家族の協力もあって2年で25kgのダイエットに成功した。その後は自主トレーニングでボディメイクをするようになった。
「筋トレして痩せてから、着たい服が入らないことがなくなったので、お店で試着するのが怖くなくなりました。また、大会に出場するようになってメイクなどを教えてもらい、前より女性らしくキレイになりたいという気持ちが強くなりました。大会にはキレイな方がたくさん参加されているのでお話を聞くのがとても楽しいです」
「もう少し絞りつつ女性らしいラインが出るようにしたい」、大畑さんは言う。
「現在はヒップアップと、もう少しくびれを作りたいので月1回のパーソナルと週1回のフィットネスジム、たまに岩盤浴ヨガに行ったりします。時間は1時間くらいでジムではほぼマシンだけです。あとは1年半前からゴルフを始めて、自宅近くの室内シュミレーションゴルフ練習場には週2回行きます」
トレーニングも食事も極端なことはしないのがリバウンドしない秘訣かもしれない。
「食事は食べる順番や、野菜とたんぱく質を多めにバランスを考え、ストレスがたまらないように食べるときは食べて、コントロールしています。普段は維持、大会前に少し減量するくらいです」
25kgのダイエットを成功させ、ボディコンテストを楽しむ大畑さんは、特に手術痕のある方へ伝えたいことがあるという。
「私は20歳のときにり患した虫垂カルチノイドの手術痕がお腹にあるので、ビキニを着ることにも抵抗がありました。でも、昨年の千葉・君津大会でグランプリをいただくことができ、自己否定が強かった自分に自信を持つことができるようになりました。傷痕を気にされている方に伝わることがあったら良いなと思います」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
-ベストボディ選手, コンテスト
-BBJ, ベストボディ・ジャパン