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白肌×スタイル抜群の60歳 自身も実践する「ボディラインを保つ、姿勢改善のための簡単エクササイズ」とは【筋トレ】

6月29日に開催された『ベストボディ・ジャパン2025兵庫・神戸大会』の「プラチナクラス(60歳以上)」でグランプリに輝いたのは、ヨガとピラティスのインストラクターとして活動する加藤美樹(かとう・みき/60)さんだ。

60歳という年齢を感じさせない佇まいと、整ったボディラインの秘密はどこにあるのか。加藤さんが実際に行っているエクササイズや経験談を伺ってみた。

【写真】美しくスタイル抜群の60歳・加藤美樹さんのビキニ姿

年齢問わずにできる、おうちエクササイズ3選

指導者という立場からも「首の位置が前に出ている人が多い」と言う。首が前に出ると姿勢全体が崩れ、老けた印象になる。これは生徒にも多く見られる傾向だそうで、「肩が巻き、下腹部が出て、膝が曲がる悪循環につながる」と話す。

加藤さんが教えてくれた3つのエクササイズは、年齢を問わず実践できるものばかりだ。

「背骨を整え、姿勢の歪みを治すのに効果的なのはストレッチポールを使ったエクササイズ。ストレッチポールを縦に置いて頭からお尻までを乗せて、膝を立てて寝ます。肩に手を置き、肘を大きく回します。内回しと外回し、それぞれ10回ずつやってみましょう」

これは肩甲骨まわりがほぐれ、胸が自然と開きやすくなるという。次に教えてくれたのは骨盤周りのストレッチ。

「床に仰向けに寝て膝を立て、左右交互に膝を倒します。無理に倒そうとせず、ゆっくりと自分のできる範囲で結構です。骨盤や股関節周りの柔軟性も上がり、腰痛予防にも効果的です」

「また、背伸びしながら腕を後ろに振り、かかとを床にストンと落とす『腕振り・かかと落とし運動』もおすすめです。30〜60回程度繰り返します。これは血行促進や骨密度アップにもつながります」

このエクササイズは、80歳の生徒さんも毎日行っているそうで、継続のしやすさも魅力だ。

簡単なエクササイズからでも、取り入れることが大事

ボディラインを維持するため、日頃から姿勢には強く意識を向けているという加藤さん。ビデオ撮影で客観的にチェックしてみると、自身も意外と姿勢が悪かったことに気づいた。そのため、先述したようなエクササイズを続けることで、改善されていったという。

また、食生活では空腹時間をつくることを意識。常に満腹ではなく、少し空腹を感じる時間を日常に取り入れるようにしている。さらに、朝食前に5分ほど歩きながら朝日を浴びることで、心身をスッと目覚めさせる習慣も続けている。

「始めるのが遅くても大丈夫。朝日を浴びながら肩回しをするなど、簡単なことからでいいんです」と、加藤さん。

どんなに年齢を重ねても、自分の身体と向き合うことで成長していく。加藤さんが言う通り、簡単なエクササイズからでもいいので、「始めること」こそが大事なのだろう。

加藤美樹さん

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取材・文:小笠拡子 大会写真:岡 暁

小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉は見る専門で、毎月コツコツ筋肉鑑賞貯金をしている。

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