ベストボディ選手 コンテスト

26歳・理学療法士が準グランプリ 甘いマスクにバキバキ腹筋で魅せる【筋トレ】

2025年8月23日(土)にNEW PIER HALLで行われたのは、”健康美”をコンセプトにしたボディコンテスト『ベストボディ・ジャパン東京大会』。

その中でも、バランスの良い引き締まった身体が最も評価される、ベストボディ・ジャパン部門のフレッシャーズクラス(18〜29歳)で、ハイレベルな戦いを勝ち抜き、見事に準グランプリを獲得したのは、神田智哉(かんだ・ともや/26)さんだ。

「優勝した選手とは何が何でも決勝の舞台で一騎打ちを実現させたかったので、それが叶ってうれしい反面、全く歯が立たなかったというのが正直な感想です。まだまだ課題だらけですが、11月の日本大会に向けてまた前を向いて努力をしていきます」

【写真】絞り込まれた見事な身体の神田智哉さん

中学生から始めた筋トレと、すきま時間トレーニング

中学生のころから筋トレを始めた神田さんは、今年で競技歴4年目。まだまだ体格的には小柄な部類に入るため、全体的なサイズアップを目標として日々のトレーニングに励んでいる。

パーソナルトレーナーとしても活動する神田さん。そのトレーニングはストイックな内容かと思いきや、一回のトレーニング時間はわずか10〜20分程度。

「まとまった時間が取れないので、仕事の合間やお客様が帰った後に隙間時間を活用して、自分の弱点部位を重点的に鍛えるようにしています。短い時間でも積み重ねて、1日の中でトータル1時間ほどを確保できるよう工夫しています」

理学療法士としての活動と介護予防への想い

神田さんはパーソナルトレーナーとして働く傍ら、理学療法士として週に一度はデイサービスを訪れ、介護予防のための運動指導も行う多忙なスケジュール。

「高齢者の方々の”機能維持と向上“を目標に、皆さんが楽しみながら身体を動かせるよう工夫しています。年齢を重ねると身体の動きが制限されることも増えますが、私がそうであるように、少しの時間でも運動に割くことができれば必ず成果につながると考えています」

神田さんの明るい人柄に惹かれて、参加者の皆さんは冗談を交えながら和気あいあいと取り組んでいるそう。神田さん自身も「孫のように可愛がってもらえている」と笑顔で話してくれた。

継続は力なり

神田さんの挑戦から見えてくるのは、「時間がなくても工夫すれば結果は出せる」というシンプルな真実。忙しさを理由に諦めず、短時間でも継続すること。それこそが、自分の可能性を広げる第一歩になるのかもしれない。

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文:林健太 写真提供:FITNESS LOVE

執筆者:林健太
パーソナルトレーナー、専門学校講師、ライティングなど幅広く活動するマルチフィットネストレーナー。マッスルゲートにも出場経験あり。

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