女性専用パーソナルトレーニングジムに通い始めてから約1年。3児の母でありながら、見事なボディメイクで今年から舞台に立つようになったのが、ベストボディ・ジャパンで活躍する関口真弓(せきぐち・まゆみ/43)さんだ。
【写真】筋トレ歴約1年で美シェイプボディを作った関口真弓さん
9月28日(日)に高知県でベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン高知龍馬大会』が開催され、関口さんは今回で5戦目だった。これまでの大会ではグランプリを逃し、悔し涙を流してきたという関口さん。今大会のウーマンズクラス(40〜49歳)で、待望の「満点で初グランプリ」という結果を手にした。
美ボディラインを手にしている関口さんだが、「太りやすいので、万年ダイエッター。体重は今より20kg重かった時期もあります」と、衝撃的な話をしてくれた。どのようなボディメイク道を歩んできたのだろうか。
半信半疑だった筋トレが、ボディラインを変えてくれた
「3人の子どもを産むたびに毎回体重は20kg増えていました。若いころは自力で体重を戻せていたけれど、年齢を重ねるとそうはいかなくて……。40歳を過ぎてから体型のコントロールが難しくなって、自分ではどうにもならないと感じたんです」と、関口さんは振り返る。
「これはまずい」と思い立ち、昨年7月からパーソナルトレーニングを開始。週2回のパーソナルに加え、週2〜3回の自主トレもこなす生活が日課になった。
「トレーニングを始めた当初は、『筋トレしても変わらないんじゃないか』と、正直半信半疑でした。でも、見る見るうちに身体が引き締まっていくのを感じたんです」。
もともと寸胴体型で「一生くびれなんてできない」と思っていた関口さんだが、トレーニングを重ねるうちにS字の美しいシルエットを手に入れた。特に喜びを感じたのは、お尻が引き締まって上に上がり、女性らしいラインを手に入れたとき。
理想形の道半ばだそうだが、それでも「整形級の変化だと思いました」と声を弾ませる。
今では服をほとんど買い替えるほど、身体に変化が!
メニュー内容は信頼するパーソナルトレーナーに任せ、お尻トレーニングの日には5種目程度のメニューを行うという。ヒップアップを狙った『ブーティービルダー』のマシンを使ったトレーニングは「とにかくきつかった」と話すが、その努力の先に“自分らしい美しさ”があった。
トレーニングを始めて3カ月が過ぎるころには周囲から「引き締まったね」と声をかけられるようになり、服を買い替えるほど身体が変わったという。
子育てに追われ、自分の時間を持てなかった日々を経て挑戦したのが、ベストボディ・ジャパンの舞台だった。「今は自分の人生を歩んでいる実感があります。挑戦することって、本当に素晴らしいことだと感じています」と、関口さん。
「これがゴールではありません。次の大会に向けて、また頑張ります」と話す姿は美しく、挑戦し続ける姿からは、「強い芯」を持ったカッコ良さも内面から滲み出ていた。
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取材・文:小笠拡子 大会写真:山口夏織
小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉観戦が大好きなので、毎月コツコツ大会鑑賞の貯金をしている。
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