ベストボディ選手 コンテスト

筋肉がついてメリハリボディに変身しグランプリ!「日々の姿勢やウォーキングにも重点を置いています」【筋トレ】

九鬼浩美(くき・ひろみ/35)さんがボディコンテストに出場し始めたのは4年前。仕事もプライベートもうまくいかなかったとき、「生きる希望を探すため、好きなことに全振りしよう」と思ったのがきっかけだったそうだ。

【写真】九鬼浩美さんのメリハリ美ボディ(全身)

九鬼浩美さん

 

9月28日に高知県で開催された『ベストボディ・ジャパン高知龍馬大会』。九鬼さんはレディースクラス(30〜39歳)でグランプリを獲得した。

筋トレを始める前は「肩幅が広くて骨格がしっかりしていること」をコンプレックスに感じていた。だが、ボディメイクを通じてその印象は大きく変わったという。

姿勢や歩き方も、ボディメイクの一つ

「これまでは自分の骨格を隠すような、ダボっとした服ばかり着ていました。しかし、筋肉がついたことで身体にメリハリができ、コンプレックスだった肩が強みになったんです」と話すように、選ぶ服が変化。

さらに背中や脚にも自信がつき、ボディラインが分かるノースリーブやデニムなどのファッションも楽しめるようになったのだそう。

九鬼さんがボディメイクで重要視しているのは、「姿勢」と「歩き方」への意識。「トレーニングももちろん大事ですが、日々の姿勢やウォーキングにも重点を置いています」と話す。

『BEST BODY WALKING SCHOOL』代表・福村あけみさんのもとでウォーキングを学び、ニューヨークでの特別レッスンにも参加。来年、このスクールの認定講師になるために勉強を進めている。自身を通して立ち方の基本や身体の癖、足裏の使い方などを学んだという。

座学と実技を含んだ5日間の集中プログラムでは、単に身体の動きを整えるだけでなく、メンタル面にも大きな変化があった。

「一番大きな収穫だったのは『こうしなきゃいけない』と、自分で限界を決めていたことに気づけたところです。自分らしく堂々と歩くことの大切さを学びました。前までは肩が内側に入ってしまうような歩き方でしたが、学んだ後は、上に伸びるような姿勢を意識できるようになりました」

SNSを使うことで、継続できる環境に

1日で劇的な変化をしないのがボディメイク。それゆえに継続が必要なのだが、九鬼さんはSNSでの発信を通じて「やらざるを得ない環境」を作り出しているそうだ。さらに、仲間との情報交換や一緒に行うトレーニングやレッスンも、モチベーション維持の大きな支えになっている。

「ずーっと頑張っていると続かないから、無理せず続けられる範囲で楽しむことが、何より良いと思っています。大会前になると追い込むのですが、そのときは『自分、今頑張ってるな』と楽しんでいて(笑)。なので、大会に出ることもボディメイク継続のモチベーションの一つですね」

ボディメイクを始めたことで、トレーニングだけでなく姿勢や歩き方まで視野が広がっていった九鬼さん。努力の結果、美しいボディラインや自信、前向きなメンタルなど手に入れたものは大きかったようだ。

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取材・文:小笠拡子 大会写真:山口夏織

小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉観戦が大好きなので、毎月コツコツ大会鑑賞の貯金をしている。

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