10月13日(月・祝)に開催された『ベストボディ・ジャパン東海』でグランプリを獲得した吉澤梓(よしざわ・あずさ/27)さん。社会人のダイエットで最も多い悩みの一つが、「多忙で食事の準備に時間が取れず、減量食が続かない」という声。そんなあなたには、吉澤さんの実践術がヒントになるかもしれない。

「今は多忙の極みで、一日2食がコンビニ食になる日もあります。でも、なるべくヘルシーなものを選べば減量は可能だと思います」
今年、ドライヘッドスパ専門店を開業した吉澤さん。開業で生活のほぼ全てを仕事に捧げ、トレーニングも自宅での自重のみに。不規則な生活で運動量が激減するなかでも、同大会ガールズクラス(18~29歳)で岡山・名古屋・東海の3大会でグランプリを獲得。スレンダーな美ボディを維持し続けている。
1. コンビニ食では「温かい汁物」で満足感&自作はクイックレシピで
忙しい日の食事はさまざまなコンビニからお気に入りを厳選。
「特に春雨スープやカボチャのポタージュなど、腹持ちの良い温かい汁物をよく買います。温かくてゆっくり食べられるので、満足感が高いんです」
「手軽さ」と「満足感」を両立させ、減量を継続しているという。調理が可能な日も、なるべく手間がかからず栄養がとれるメニューを工夫する。
「寒くなってきたので、夜はせいろ蒸しにハマっています。理想はできるだけ新鮮なお野菜を使うことですが、忙しい日は冷凍野菜にも頼りつつ。10分ほどで作れるので、空腹をなだめながら(笑)、盛り付けを丁寧にすると気分も上がります。11月23日の日本大会までは、せいろ蒸し生活で乗り切りたいと思います!」
今の時期のおすすめは、旬のさつまいも・かぼちゃ・小松菜・にんじん・きのこ。冷凍することで栄養価が保持できるため、重宝しているという。
「あとは余っている野菜やお肉を一緒に蒸してバランスよく。野菜から水分が出るので、タレは少し濃いめに作るとおいしく仕上がります!Instagramで、せいろレシピを発信している方も多いので、よく参考にしています」
2. サプリで「栄養の穴」を埋める
不規則な生活で食事の時間が取れない日も増えた分、サプリメントを積極的に活用。
「特に貧血予防のため、鉄分や亜鉛は欠かさず取っています」
コンビニ食だけでは補えない栄養を、ピンポイントでカバーすることで、健康を保ちつつダイエットができている。
3. 暴食欲は「栄養不足のサイン」だった
また、食事管理を続けるなかで、突然起こる暴飲暴食の原因に気づいたそうだ。
「甘いものが無性に食べたくなるときは、炭水化物が足りていないなど、調べてみると当てはまることが多かった。暴食欲が出たら、足りない栄養をサプリやクリーンな食事で補うと、欲求が収まりました」
理想的な食事管理は、忙しい現代人には難しい。しかし、コンビニ食を「高たんぱく・低カロリー」に変える、サプリで栄養を補う――そんな小さな工夫の積み重ねで、数カ月後の体型は変わるかもしれない。吉澤さんの実体験が教えてくれるのは、「完璧じゃなくても、続けること」が、ダイエットの一番の近道だということだ。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。
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