11月23日(日・祝)に開催された『ベストボディ・ジャパン日本大会』のレディースクラスに挑んだ岡本香晴(おかもと・こはる/38)さん。昨年日本一という称号を抱えて挑んだが、TOP10止まりという悔しい結果になった。だが、その表情はすでに前を向いていた。

細身のモデル体型からの転向に苦戦
「ベストボディ部門に転向して2年目。昨年はモデル部門からの転向で減量などはあまり意識せずにベストボディ部門で日本一になることができました。しかし今年は筋肉量を増やそうとしていたら、体重を増やしすぎてしまって……。久しぶりの減量も本当に大変でした。でも決勝に残れたことが、とてもうれしかったです」
ピラティスから始まり、クロスフィット、パーソナルトレーニングと、多様な経験を積んできた岡本さん。しかし、女性らしいラインを生かすモデル部門から、より筋肉バランスが求められるベストボディ部門への挑戦は難易度が高かった。
「今年は増やしては落とす、その繰り返しで迷いました。でも、もう一度この舞台に立てただけで十分です」
経営者として多忙でも、健康美を貫く理由
岡本さんは株式会社Zephyrの代表取締役として複数の事業を運営し、多忙な毎日を送る。それでも筋トレを続けるのは、人生の中心に“健康でありたい”という軸があるからだ。
「どれだけ忙しくても、一生大切にしていくものは健康です。ベストボディ・ジャパンの“健康美”という理念が、自分の生き方とすごく合っているんです」
来シーズンは一度休み、公認講師として札幌の選手育成に力を入れる予定だ。
「ベストボディ・ジャパンに出場される選手は心がきれいで、お互いを称え合える人ばかり。そんな女性を札幌でも増やしていきたいと思っています」
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:高坂裕希










