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50歳、癒しのプロが日本大会で魅せたモデル体型 「食事はマクロビオティックの考え方を取り入れています」

『ベストボディ・ジャパン日本大会2025』のミス・モデル部門クイーンクラスに出場した、島津直子(しまづ・なおこ/50)さん。お客様の身体を癒やすリラクゼーションサロンのオーナーの島津さんが、自分の身体と向き合う時間に夢中になった。「自分が実践して変わっていく姿を見てもらいたい」。島津さんの挑戦は、お客様への誠実な想いから始まった。

【写真】50歳・島津直子さんが魅せたスレンダーボディ

島津直子さん

日本一のトレーナーに導かれボディメイクを開始

リラクゼーションサロンを経営する島津さんがボディメイクに目覚めたきっかけは、通っていたジムでの出会いである。昨年の大会でグランプリを獲得したトレーナーが在籍し、輝かしい実績を目の当たりにする。

「日本一になった方から指導を受けたい」

トップ選手から直接学べる環境に心を動かされ、本格的なトレーニングを開始した。それまでなんとなく身体を動かすことはあったが、コンテスト出場という明確なゴールを設定したのは初めてだ。50歳という年齢での新たなスタートだったが、迷いはなかった。プロフェッショナルな指導者のもと、身体が変わる楽しさにのめり込んでいく。

マクロビと3食の食事で内側から整える

島津さんの若々しさを支えているのは、無理のない食事管理と日々の積み重ねである。食事はマクロビオティック(※)の考え方を取り入れ、身体に優しい食材を選ぶ。減量のために食事を抜くことはせず、3食をしっかりと食べるスタイルを貫いた。

※マクロビオティックとは、玄米や野菜、海藻を中心とした日本伝統の食材をベースに自然と調和し、心身のバランスを整えるという考え方。

必要な栄養を摂取して健康的に痩せる。リラクゼーションのプロとして身体の仕組みを理解しているからこそ、不健康なダイエットは選ばない。忙しい仕事の合間を縫って、夕方にはウォーキングを行うのが日課である。週2〜3回ジムで筋トレを行ったり、有酸素運動と筋力トレーニングをバランスよく組み合わせたりしている。初めて向き合う筋トレでは、お尻のラインを上げたりくびれを作ったりするボディメイクに苦戦したが、地道な努力でメリハリのある身体を作り上げた。

自身の体験がお客様へのアドバイスになる

島津さんがボディメイクに励むのには、サロンのお客様への想いがある。自ら取り組んだトレーニングや食事管理によって、実際に身体が変わっていく様子を伝えると、説得力のあるアドバイスがお客様にできると考えたのだ。

「自分が実践して、きれいな身体を整える方法をお伝えしていけたらと思っています」

島津さんが汗を流して得た気づきや、身体が変わる喜びを共有することは、ダイエットや身体づくりに悩むお客様にとっての希望になる。実際にサロンでは、島津さんの身体の変化に気づいたお客様から「楽しそう」「きれいになった」と声をかけられることが増えた。施術で疲れを取るだけでなく、ボディメイクの楽しさや健康美の秘訣をお客様に共有できたことは、島津さんにとって大きな喜びとなった。

初めて出場した日本大会で見つけた課題と向き合い、次はさらなる成長を目指す。自らが楽しみながら挑戦し続ける姿は、お客様に元気と勇気を与え続けていくだろう。

執筆者:高木みなこ
フリーランスライター。管理栄養士の経験を活かし、医療・美容・ヘルスケア分野を中心に、インタビュー記事・セールスライティングを執筆している。滋賀県出身、東京都在住。

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取材・文:高木みなこ 撮影:高坂裕希

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