ミスコン コンテスト

49歳、ヒップ革命で掴んだ世界への切符 ミセスインターナショナル日本代表に及川洋子さん

「こんなに努力を続けたのは、人生で初めてかもしれません」

ステージの上でそう語ったのは、2025年4月に行われた「ミセス・インターナショナル日本大会」で日本代表に選ばれた及川洋子さん。7月で50歳を迎える彼女が手にしたのは、ただのグランプリではなく、長年の経験と情熱を注いできた「美と心の調和」という信念の結晶だった。

【写真】49歳とは思えない及川洋子さんのフィットネスウェア姿

「私にも、顔中にストレス性のニキビが出ていた辛い過去があります。でも今の私を見てください。美しさは、肌だけではなく“心”から生まれるもの。私はこれまで、3万人以上の悩める女性たちにそのことを伝え続けてきました」

そう語る及川さんは、美容の専門家としてだけでなく、心のケアにも深く寄り添ってきた。大会のスピーチ審査では、自身の過去の苦しみやそこから生まれた使命を、真っ直ぐな言葉で伝え、審査員のみならず多くの観客の心を揺さぶった。

「私は“腫れ”に苦しんでいた。でも、それは単に肌のことだけじゃなかった。心も腫れていたんです。だからこそ、外見だけでなく内面にもアプローチする美容を届けたい。自信を失っていた自分が変われたように、誰でも変われるんです」

その言葉どおり、心と身体の両面から自分を磨き続けてきた及川さん。なかでも力を入れてきたのが、お尻のトレーニングだったという。

「週に2回、お尻を中心としたトレーニングを続けてきました。以前はメリハリがないと悩んでいた体型も、ヒップラインを意識して鍛えることで全体のシルエットが引き締まり、より自信を持てるようになったんです」

コンテストではその努力が実を結び、堂々たるウォーキングや美しい立ち姿、そして説得力のあるスピーチで、「スピリットアワード」や「ベストスマイル賞」など複数の特別賞にも輝いた。

「もうすぐ50歳ですが、これからも30代・40代の女性たちと一緒に、年齢に縛られず“美”を更新し続けたいんです。むしろ今こそ、自分らしい魅力を最大限に発揮できる年代だと思っています」

7月で迎える50歳という節目。それは彼女にとって「美の完成」ではなく、「さらなる挑戦の始まり」だ。

「世界大会に向けて、これからも心身ともに整えていきたいと思います。応援してくださった皆さん、支えてくださったすべての方々に感謝しながら、一歩一歩進んでいきます」

及川洋子さん

“本当の美しさは、内側からあふれるもの”――その言葉を体現する及川洋子さん。50代を迎えてなお進化し続ける彼女の姿は、多くの女性にとって、未来への希望そのものだ。

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取材:FITNESS LOVE編集部

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