8月3日(土)、東京都・かつしかシンフォニーヒルズで開催された『東京ボディビル選手権』で、太田葵(おおた・あおい/29)選手がビキニフィットネス35歳以下級で2位に輝いた。
【写真】168cmの長い手足で見せたスレンダーかつ締まった筋肉
6月に開催された『神奈川県オープンフィットネス選手権』で優勝を飾っている太田選手。勢いそのままに、よりハイレベルな今大会でも2位という結果を残した。太田選手の168cmの長身と長い手足から繰り出されるポージングは、優雅かつ力強さを感じさせるものだった。
この2カ月間で、もともと脂肪の少ない状態からさらに1㎏を落としたという太田選手。また、肩や背中の広がりを強化してきたが、「背面の絞りがまだまだ課題です」と反省を口にした。
特に、寝つきの悪さや浮腫みがなかなか取れないなど、体調管理の難しさにも直面したという。「免疫が落ちていたので、効果を感じやすいグルタミンなどで対策しました」と、身体の状態に合わせたサプリメントの活用も行ってきた。
中でも、「疲労を溜めてしまいました」と語った太田選手が意識してきたのは「休息」。
「水分をしっかり取ること、そして追い込みすぎずに疲労をためないことが大切だと感じました。思い切って1日オフを取り、ゆっくり休むことも重要だと分かりましたね」と、過度なトレーニングではなく、適度な休息の必要性を語ってくれた。そしてこのことは、競技に出ないトレーニーにとっても重要なことだと付け加えた。
今シーズンは、9月29日に開催されるオールジャパンにも出場予定の太田選手。6月からの2カ月間で学んだ『休息の重要性』を生かし、より完成度の高い身体を作り上げることができるか。
次ページ:168cmの長い手足で見せたスレンダーかつ締まった筋肉
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介